ポンテ・リオ・ニテロイ橋(Ponte Rio-Niterói)は、南米ブラジル南東部のリオデジャネイロにある箱形桁橋で、グアナバラ湾を挟んでリオデジャネイロ市とニテロイを所要時間約10分でつなぐ国道BR101号線です。全長13,290 メートルのポンテ・リオ・ニテロイ橋の正式名はプレシデンテ・コスタ・エ・シルヴァ橋(Ponte Presidente Costa e Silva)と称し、1968年(昭和43年)8月にイギリスのエリザベス女王夫妻がブラジルの地を訪れるのに先駆けて橋の建設を計画した大統領の名を冠しています。
ポンテ・リオ・ニテロイ橋の建設工事は、イギリスのエリザベス女王とフィリップ殿下夫妻がはじめてブラジルの地を訪れるのに合せて1969年(昭和44年)1月に始まりました。フランスからの資金援助を受け、開通したのは5年後の1974年3月のことです。橋の正式名は建設を計画した当時の大統領の名に因んで「プレシデンテ・コスタ・エ・シルヴァ橋(Ponte Presidente Costa e Silva)」と名づけられました。
ニテロイといえば、現代建築の巨人と呼ばれるオスカー・ニーマイヤー(Oscar Niemeyer)が設計した「ニテロイ現代美術館(Museu de Arte Contemporânea de Niterói)」が所在することでもよく知られています。キノコのような大胆デザインにも驚きますが、「花をモチーフに設計した」というオスカー・ニーマイヤーのコメントで2度びっくり。地元住民からは「空飛ぶ円盤(Disco Voador)」と呼ばれているそうです。
海抜は396メートルの奇石ポン・ヂ・アスーカル(:Pão de Açúcar)やオスカー・ニーマイヤー建築など、リオデジャネイロ観光の見どころが集中しているグアナバラ湾周辺ですが、特に目を惹く建物のひとつがスペインの建築家サンティア・ゴカラトラバ(Santiago Calatrava)による科学博物館「ムゼウ・ド・アマニャ(あしたの博物館)」です。
植物をモチーフにデザインされたという「ムゼウ・ド・アマニャ(Museu do Amanhã)」は、まだ記憶に新しいリオ・オリンピックを控えた2015年12月にオープンした施設です。3800トンもの建材が使用された屋根は、なんと長さ70メートル。旧市街地の活性化を目的とした大規模プロジェクトの一環で、「宇宙」「地球」「人新世」「明日」「私たち」という5つのコンセプトに沿った展示を中心に、リオでは初めての体験型展示などが楽しめます。
ムゼウ・ド・アマニャ(明日の博物館)
所在地:262gih, Praça Mauá, 1 - Centro, Rio de Janeiro - RJ, 20081-240 TEL:+55 21 3812-1800 営業時間:10:00~18:00 料金:一般 R$20 (火曜日は無料で入場できます) 定休日:月曜 アクセス: