ブラジルの2大都市が車でわずか10分!「ポンテ・リオ・ニテロイ橋」

ポンテ・リオ・ニテロイ橋(Ponte Rio-Niterói)は、南米ブラジル南東部のリオデジャネイロにある箱形桁橋で、グアナバラ湾を挟んでリオデジャネイロ市とニテロイを所要時間約10分でつなぐ国道BR101号線です。全長13,290 メートルのポンテ・リオ・ニテロイ橋の正式名はプレシデンテ・コスタ・エ・シルヴァ橋(Ponte Presidente Costa e Silva)と称し、1968年(昭和43年)8月にイギリスのエリザベス女王夫妻がブラジルの地を訪れるのに先駆けて橋の建設を計画した大統領の名を冠しています。

当サイト内のおでかけ情報に関して

情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。また、当サイトではアフィリエイトプログラムを利用しており、ご紹介するお出かけスポットや商品に、アフィリエイトリンクを設置している場合があります。RETRIPでは引き続き、行き先探しに役立つおでかけ情報を提供していきます。

このまとめ記事の目次

ポンテ・リオ・ニテロイ橋とは

南米ブラジル南東部に位置する国内最大の観光都市リオデジャネイロに架かるポンテ・リオ・ニテロイ橋(Ponte Rio-Niterói)は、グアナバラ湾をまたいでリオデジャネイロ市とニテロイを所要時間約10分でつなぐ全長13,290 メートルの箱形桁橋で、橋の上段には片道4車線の国道(BR101号線)が走っています。
ポンテ・リオ・ニテロイ橋の建設工事は、イギリスのエリザベス女王とフィリップ殿下夫妻がはじめてブラジルの地を訪れるのに合せて1969年(昭和44年)1月に始まりました。フランスからの資金援助を受け、開通したのは5年後の1974年3月のことです。橋の正式名は建設を計画した当時の大統領の名に因んで「プレシデンテ・コスタ・エ・シルヴァ橋(Ponte Presidente Costa e Silva)」と名づけられました。

オスカー・ニーマイヤーの町“ニテロイ”

正式名称を差し置いて一般に定着している「ポンテ・リオ・ニテロイ橋」という名称は、この橋の東詰に位置する都市ニテロイ(Niterói)に由来しています。16世紀にポルトガル人が到来して以来の港町として栄えたニテロイは、首都がブラジリアに移るまでの間リオデジャネイロ州の州都として発展しました。連絡船の港に建つモニュメントは、かつてこの地を納めていた原住民の酋長アラリボイア(Arariboia)です。
ニテロイといえば、現代建築の巨人と呼ばれるオスカー・ニーマイヤー(Oscar Niemeyer)が設計した「ニテロイ現代美術館(Museu de Arte Contemporânea de Niterói)」が所在することでもよく知られています。キノコのような大胆デザインにも驚きますが、「花をモチーフに設計した」というオスカー・ニーマイヤーのコメントで2度びっくり。地元住民からは「空飛ぶ円盤(Disco Voador)」と呼ばれているそうです。

ニテロイ現代美術館

所在地:Mirante da Boa Viagem, s/nº - Boa Viagem, Niterói - RJ, 24210-390
TEL:+55 21 2620-2400
営業時間:10:00~18:00
料金:一般10レアル
定休日:月曜
アクセス:セントロPraça15(プラサキンゼ)からフェリーで20分

構想100年橋

ポンテ・リオ・ニテロイ橋の建設計画は、19世紀後半の1875年(明治8年)にまでさかのぼります。植民地時代から1960年(昭和35年)のブラジリア遷都まで、長きにわたってブラジルの首都だったリオデジャネイロの2大都市であるリオデジャネイロ市とニテロイ市をつなぐのは陸路のみで、グアナバラ湾をほぼ一周ぐるりと迂回し、マジェー(Magé)を経由する100km以上の道のりでした。
全長約13キロにおよぶポンテ・リオ・ニテロイ橋はもっとも高い所で72メートルあり、8,83キロが湾上に位置します。開通時にはアメリカ合衆国のポンチャートレイン湖に架かる全長38.42キロのポンチャートレイン湖コーズウェイ(Lake Pontchartrain Causeway)の次に長大な橋でした。

周辺のおすすめスポット「あしたの博物館」

海抜は396メートルの奇石ポン・ヂ・アスーカル(:Pão de Açúcar)やオスカー・ニーマイヤー建築など、リオデジャネイロ観光の見どころが集中しているグアナバラ湾周辺ですが、特に目を惹く建物のひとつがスペインの建築家サンティア・ゴカラトラバ(Santiago Calatrava)による科学博物館「ムゼウ・ド・アマニャ(あしたの博物館)」です。
植物をモチーフにデザインされたという「ムゼウ・ド・アマニャ(Museu do Amanhã)」は、まだ記憶に新しいリオ・オリンピックを控えた2015年12月にオープンした施設です。3800トンもの建材が使用された屋根は、なんと長さ70メートル。旧市街地の活性化を目的とした大規模プロジェクトの一環で、「宇宙」「地球」「人新世」「明日」「私たち」という5つのコンセプトに沿った展示を中心に、リオでは初めての体験型展示などが楽しめます。

ムゼウ・ド・アマニャ(明日の博物館)

所在地:262gih, Praça Mauá, 1 - Centro, Rio de Janeiro - RJ, 20081-240
TEL:+55 21 3812-1800
営業時間:10:00~18:00
料金:一般 R$20 (火曜日は無料で入場できます)
定休日:月曜
アクセス:

いかがでしたか

世界でも有数の巨大な箱形桁橋「ポンテ・リオ・ニテロイ橋」をご紹介しました。リオデジャネイロ市とニテロイ市は連絡船なら15分の船旅です。リオデジャネイロ観光の際は参考になさってください。

基本情報

所在地:BR-101, Km 321-334, s/n - Ilha da Conceição, Rio de Janeiro - RJ
TEL:+55 800 777 6683
アクセス:アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港より車で5分

関連するまとめ記事この記事に関連する人気まとめ記事

新着のまとめ記事編集部おすすめ!新着人気まとめ記事

このまとめ記事に関連するタグ

もっと見る

ライター紹介このまとめ記事を書いた人

このまとめ記事に関して報告する