シェッド水族館(John G. Shedd Aquarium)は、アメリカイリノイ州の都市シカゴのミシガン湖に沿って建つ世界最大規模の水族館で、公園地区ミュージアム・キャンパス(Museum Campus)に併設された施設です。シカゴの老舗デパートーシャル・フィールド社の2代目社長からシカゴ市に贈られたもので、1930年(昭和5年)5月にオープンしました。古代ギリシャ風ボザール様式の館内には5つの常設ギャラリーがあり、ペンギンやベルーガも人気です。年間200万人が訪れる人気スポット「シェッド水族館」をご紹介します。
敷地内にはシェッド水族館のほか、アメリカ初のプラネタリウムとして国家歴史的建造物にも指定されている1930年開館の「アドラープラネタリウム(Adler Planetarium)」や、 現存する最大のものといわれる“Tレックス(テラノザウルス)”の骨格標本がある「フィールド自然史博物館(Field Museum of Natural History)」が隣接しています。2016年の夏には無料Wi-Fiも利用できるようになりました。
館内では、「Waters of the World(世界の水域)」「Caribbean Reef(カリビアンリーフ)」「Amazon Rising(アマゾンライジング)」「Wild Reef(ワイルドリーフ)」などの5つ常設ギャラリーを見ることができます。2013年には76,000リットルの水槽にエイの仲間が泳ぐ屋外展示場もオープン。生きた魚に触れるチャンスです。
シェッド水族館には、世界中の魚や海洋生物など700種・19,000匹を超える生きものが暮らしています。「Waters of the World」セクションは、シェッド水族館で最も古いギャラリーで、地元シカゴの水域で観察される魚から巨大なタコ、タツノオトシゴやワニガメ、ブルーイグアナなどを展示しています。