• はてぶ
  • あとで
ザ・中世のお城!「マラハイド城と庭園」広大な芝生広場でのんびり。

マラハイド城と庭園(Malahide Castle & Gardens)は、アイルランド島の東部に位置する国内最大の都市ダブリン北郊にある観光名所で、12世紀に建てられたアイルランド最古のお城のひとつです。アイルランド王ヘンリー2世のアイルランド侵攻に加わったリチャード・タルボットにより建設され、アイルランドの歴史を今に伝えるお城は、1973年(昭和48年)までタルボット家の住居として使用されていました。ツアーガイドに参加すれば内部の見学も可能です。地元市民や観光客の憩いの場「マラハイド城と庭園」をご紹介します。

当サイト内のおでかけ情報に関して

情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。RETRIPでは引き続き、行き先探しに役立つおでかけ情報を提供していきます。

このまとめ記事の目次

「マラハイド城と庭園」とは

マラハイド城と庭園(Malahide Castle & Gardens)は、アイルランドの東部に位置する国内最大の都市ダブリンの代表的な観光スポットで、ダブリン市内から北へ15キロほどのところにある閑静な海辺のリゾート地マラハイドに所在します。アイルランド王ヘンリー2世による1171年のアイルランド侵攻の際に従軍し、領地を与えられて着任した騎士リチャード・タルボットが、1185年に居城として建設しました。
ヘンリー2世により賜った荘園に建てられたマラハイド城と庭園には、初代城主のリチャード・タルボットから800年後の1973年(昭和48年)までタルボット一族が住んでいました。お城自体はそれほど大規模ではありませんが、総敷地面積は105ヘクタール(1平方キロ)にもおよび、広大な芝生の広場では地元市民がレジャーを楽しむ姿も見られます。

マラハイド城の歴史

マラハイド城は典型的なアイルランド最古のお城のひとつです。城の外観は長い歴史の中で何度も改修や増築が重ねられているため、他の古城と同様にいくつもの建築様式が入り混じっています。第7代男爵ミロ・タルボット(Milo Talbot)が亡くなると、1975年にアイルランド国に売却されました。大広間には今も肖像画や調度品が展示されています。
16世紀の大航海時代で繁栄を謳歌したヨーロッパは、17世紀になると宗教戦争で王室、貴族、農民が入り乱れる混乱期を迎えます。タルボット家も王家と教会権力の間を慎重に生き残り、アイルランド独立を支持して戦いました。大広間には1690年のボイン川の戦いを描いた絵画や、戦地へ赴いた一族が最後の朝食をとったテーブルが展示されています。タルボット家の紋章には家訓である「勇気と忠実」を象徴するライオンと犬が描かれています。

タルボット植物園

タルボット植物園(Talbot Botanic Garden)は、マラハイド城と庭園からビジターセンターを挟んで東側を占める約22エーカー(9ヘクタール)の庭園エリアです。草花をこよなく愛し、特に南半球の植物に強い関心を持っていたという第7男爵ミロ・タルボットによって1948年以降に創設されました。
植物園には、1940年代から1970年代にかけてミロ・タルボットが世界中を旅しながらコレクションした5,000種類にものぼる植物が栽培されています。ローズガーデンや、高山植物の庭園のほか、ミロのメモを解読しながら植物の名前を知るインタラクティブな展示も人気です。1872年の武器調査地図にも記されているウォールガーデン(Walled Garden)は、城の南東に位置するキッチンガーデンです。

基本情報

所在地:Malahide Castle Malahide Demense, Dublin Rd, Malahide Demesne, Malahide, Co. Dublin,
TEL:+353 1 816 9914
営業時間:9:30~17:30
定休日:なし

ガイド付きキャッスル・ツアー

毎日午前9時30分からはじまるガイドツアーは、所要時間約45分で城の中の主要スポットとプライベートガーデンを散策します。英語によるガイドのほか、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語など6言語に対応するインタラクティブなオーディオセットもレンタルされています。チケットはエントランスのビジターセンターで入手できるほか、オンライン購入や電話予約もできます。
マラハイド城と庭園周辺の観光には、2013に始まった市内観光のためのロードトレイン「「マラハイド・ロードトレイン(Toots, Malahide road train)」もおすすめです。マラハイドのDART駅からビレッジショップ、ブルーフラッグビーチと、マラハイド城と庭園をつないで40分毎に運行しています。チケットは大人6ユーロ、子ども4ユーロで、途中の提携スポットで半券を提示すれば最高15パーセントの割引サービスも受けられます。

いかがでしたか

マラハイド城と庭園をご紹介しました。ビジターセンター内の「AVOCA(アボカ)」にはカフェやショップも併設されていますので、散策途中の休憩スポットとしてもおすすめです。ダブリン観光の際はぜひ足を運んでみてください。

基本情報

所在地:Malahide , County Dublin Ireland
TEL:+353 1 816 9538
営業時間:9:30~17:30
料金:大人€12.50、子供€6.50
アクセス:Malahide Train Station駅下車

関連するまとめ記事この記事に関連する人気まとめ記事

新着のまとめ記事編集部おすすめ!新着人気まとめ記事

このまとめ記事に関連するタグ

もっと見る

ライター紹介このまとめ記事を書いた人

このまとめ記事に関して報告する