ちょっと異次元?アルハンブラ宮殿の「リンダラハの中庭」で一息つこう

スペイン南部のグラナダにあるアルハンブラ宮殿。世界遺産にも登録され、広大な敷地内には緻密な装飾が施された宮殿建築が素晴らしく、また各所にある中庭では心癒されて、見るものを魅了しています。そんな中庭の一つが「リンダラハの中庭」です。 アルハンブラ宮殿内にはいくつかの宮殿があり、中庭もいくつもあります。しかし、一つ一つに違いがあり、全く同じ場所はありません。この「リンダラハの中庭」も他とは少し趣が異なっているように思います。一体どのようなところなのでしょうか?早速ご紹介します!

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このまとめ記事の目次

はじめに

グラナダのアルハンブラ宮殿といえば、職人の技が光るイスラム建築であり、その宮殿の装飾の素晴らしさには多くの方が心奪われる場所だと思います。また4つの異なる宮殿があり、その美しさを異にしています。使われる用途が異なるので当然だと思います。
そして各宮殿にある中庭も同様です。有名な景色としては「アラヤネスの中庭」でしょうか?よく紹介写真として見かけます。ここでご紹介する「リンダラハの中庭」もまた異なる美しさを持った中庭です。
見るところがとても多いアルハンブラ宮殿。気持ちに余裕がなければ仕方ないかもしれませんが、「リンダラハの中庭」について少し心にとめて置いて頂けると嬉しいです。早速、ご紹介しますね!

おすすめポイント①まずはちょっとした豆知識から

「リンダラハの中庭」が造られたのはグラナダ王朝の割と後世になってからです。カルロス5世の宮殿と同時期に造られましたようです。もしかしたら、当初のアルハンブラ宮殿の計画にはなかったものかもしれませんね。
だからでしょうか?他の中庭とは少し趣が違うように感じませんか?丁寧に造りこまれてはいますが、小さな坪庭といった感じでしょうか。細かな装飾の建物を見回っている中では、少しほっとするような感じもします。
また「リンダラハの中庭」はリンダラハは当時囚われの身だった二姉妹の一人の名前からきているようです。よほどよく眺められていたのでしょう。そこにもきっと物語があるのでしょうね。

おすすめポイント②作り込まれている緑に癒される

「リンダラハの中庭」はそんなに大きくないものの、それまでの中庭に比べ、緑が多く、いきなり異次元にきたような感覚にも襲われます。スギ、アカシア、オレンジ、ツゲなどの木が植えられているようです。
そしてそんな緑が幾何学模様に配置整備されているのです。とても心落ち着く空間となっています。宮殿の中とは本当に対照的に感じますね。それもアルハンブラ宮殿内の中庭としての役割で、より宮殿や庭園の美しさを際立たせるものなのでしょうね。
そして「リンダラハの中庭」の中央にも大理石の噴水があります。とても涼し気でいいですね。やはり水の効果があるのでしょうか。建物をより美しく見せたり、暑い季節には涼感を感じさせますね。ぜひゆったりとお楽しみください。

おすすめポイント③バルコニーからの眺めがよい

「リンダラハの中庭」は二姉妹の間とカルロス5世の部屋に面しています。二姉妹の間にはバルコニーがあり、そこからの眺めがとても良いのです。おそらく、地上だけでなく、上から見ても美しいように計算されているのでしょう。
地上から見るのももちろん良いですが、余裕がある方はぜひバルコニーからの眺めもお楽しみください。幾何学模様に整えられた緑もより際立ってきれいに見えると思います。なかなか日常の中で、こんなに整えられた庭を上から眺めてのんびりとはいきませんよね。
囚われの身の姉妹もきっとこのように庭を眺めていたのでしょうね。少しでも心休まることが出来たのでしょうか。そんな風に昔の人々に思いをはせて、楽しんでみてください。それも旅行の醍醐味ですね!

おすすめポイント➃最適の休憩スポット?

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「リンダラハの中庭」はライオン宮の端にあり、見学コースとしてはもしかしたら、最後の方に当たるかもしれません。見事な装飾や庭園ばかりで、少し観光に疲れてしまった方もいることでしょう。あるいは歩き疲れたという方もいますよね。
そんな方のために考えられたのかもよくわかりませんが、この「リンダラハの中庭」にはベンチがいくつかあり、少し座って休憩することができます。時間のある方は緑の多い、整えられた庭を眺めながらのんびり一息つくのも良いですね。
座りながら、ここまで見てきたアルハンブラ宮殿内を振り返るのもよし、庭を見ながら少し目を休める時間をとるのもよし。少し英気を養って、また続けて観光を楽しめますように。最後に休憩できてよかったという声も沢山聴きました。時間が許す方は、ぜひ「リンダラハの中庭」を休憩にご活用ください。

おわりに

いかがでしたか?「リンダラハの中庭」について少しだけでも理解を深めることが出来たでしょうか?他の部屋と趣が異なる理由も知ることができました。それまでと雰囲気が異なり、気分が変わって楽しめたという方もおられます。
広大なアルハンブラ宮殿は全て見て回るのにも気力も時間もかかります。中には見たことを覚えていない、素通りしてしまったという方も多いようです。気付いたら、通り過ぎていたということもあるかもしれません。少しでも気になるという方は意識して通ってみてくださいね。

詳細情報

【施設名】リンダラハの中庭
【住所】Calle Real de la Alhambra, s/n, 18009 Granada, スペイン(アルハンブラ宮殿)
【電話】+34 958 02 79 71
【営業時間】
〈昼の部〉 8:30~14:00、 14:00~18:00(10月15日~3月14日)/14:00~20:00(3      月15日~10月14日)※庭園見学含む
〈夜間の部〉
 ナスル朝宮殿見学:10月15日~3月14日:金曜日・土曜日 20:00~21:30
          3月15日~10月14日:火曜日~土曜日 22:00~23:30
 庭園見学:3月15日~5月31日:火曜日~土曜日 22:00~23:30
  9月1日~10月14日:火曜日~土曜日 22:00~23:30
 10月15日~11月14日:金曜日・土曜日 20:00~21:30
【入場料金】昼の部は14€/12歳未満無料、12-15歳8€
      ナスル朝宮殿夜間見学は8€/12歳未満無料
      ヘネラリーフェ夜間見学は5€/12歳未満無料
   庭園、アルカサバ、ヘネラリーフェ見学は7€/12歳未満無料
【アクセス】グラナダ市内よりマイクロバス30番、32番 1ユーロ(約10分)
※最新の情報をご確認ください。

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