ラウンド・チャーチは、ブリッジストリート、セントジョンズストリート、シドニーストリート、ラウンドチャーチストリートが交差する場所に建っています。1130年頃に礼拝堂として建造され、のちに修道教会となりました。世界遺産としても知られるイスラエル東部の聖地エルサレムの旧市街に所在する聖墳墓教会(The Church of the Holy Sepulchre)がモデルになったともいわれています。
収容人数を超えた会衆たちは、近隣の教会に活動の場を移しています。現在は、キリスト教とケンブリッジのつながりを12枚のパネル展示で紹介する「The Cambridge Story」のほか、ケンブリッジ800年の歴史を約23分間の映像「Saints and Scholars(聖人と学者)」で紹介しています。テキストガイドは、英語のほかにもフランス語やスペイン語、日本語、中国語にも対応しています。
ラウンド・チャーチでは、20年近く続くケンブリッジ大学のウォーキングツアーも実施されています。どなたでも気軽に参加できる通常90分コースは、美しい街並みや歴史的建築物を探索しながら、歴史的人物について学びます。ケンブリッジにゆかりの作家C・S・ルイスがよく通ったスポットや、キリスト教とのつながりを示す重要な場所などを巡るツアー「C S Lewis Walk」のほか、プライベートなツアーにも対応しています。