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映画の魅力満載スポット!旧市街「デュッセルドルフ映画博物館」の見どころ

デュッセルドルフ映画博物館(Filmmuseum Duesseldorf)は、ドイツの経済都市デュッセルドルフの旧市街アルト シュタット(Altstadt)に所在する観光スポットです。1993年(平成5年)にオープンした4階建てのミュージアムで、各フロアには映画の歴史や映画監督を紹介するコーナー、オリジナルの撮影衣裳や撮影機材などの貴重な資料が展示されています。また敷地内には本格設備を備えた映画館もあり、毎年「デュッセルドルフ日本映画週間」が開かれています。デュッセルドルフ映画博物館の見どころをご紹介します。

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このまとめ記事の目次

デュッセルドルフ映画博物館とは

デュッセルドルフ映画博物館(Filmmuseum Duesseldorf)は、ドイツ西部に位置するライン川河畔の経済都市・デュッセルドルフの観光スポットです。ライン川東岸に美しい教会や歴史的な建物が建ち並ぶ旧市街アルト シュタット(Altstadt)の真ん中にある博物館で、映画の歴史や撮影に使用された衣裳など、華やかな銀幕にちなんだ展示が楽しめるレトロな穴場として映画ファンの人気を集めています。
デュッセルドルフ映画博物館は、1993年(平成5年)にオープンした4階建ての博物館で、施設内にある本格設備を備えた映画シアター「Black Box」は、デュッセルドルフ日本総領事館の協賛で毎年早春に開催される「デュッセルドルフ日本映画週間」の開場としても映画ファンに知られます。2017年は1月7日から22日まで開かれました。

映画100年の歴史を網羅

デュッセルドルフ映画博物館は、映画フィルムの収集と保存を目的とし、映画製作者への機材提供はじめ、映画に関するセミナーやワークショップの整備をしています。2,200平方メートルの敷地で展開する常設展示室では、実際の撮影で使用されていた歴史的な撮影機材や実物大のレプリカをはじめ、映像フィルムやポスター、オリジナルの衣裳が並んだコーナーなど、見応えのある展示が続きます。
1階の常設スペースでは、フェデリコ・フェリーニやチャールズ・チャップリンなど、名だたる映画監督の紹介と、美しい映画衣裳が目を惹きます。日本の黒澤明監督にゆかりの展示も見られます。映像資料は14,000本のビデオとブルーレイ、6,000本のオリジナルフィルムなどを収蔵しています。マリリン・モンローが静かにほほ笑む3階では、映画の撮影現場を再現しています。

映画草創期から現代まで

フランスやアメリカと並んで、ドイツも19世紀後半からすでに映画技術の研究が盛んだった映画大国です。ドイツ帝国時代に高速シャッター技術が開発され、1893年にはアメリカの天才発明家エジソンによって箱の中で映像が動く「キネトスコープ」が発表されました。やがて、女性が娯楽を楽しむ時代になると、世界初のイケメンアイドルとして一世を風靡したイタリア出身の俳優ルドルフ・ヴァレンティノ(Rudolph Valentino)が誕生します。
ハリウッドのサイレント映画で絶大な人気を誇ったルドルフ・ヴァレンティノは、1926年に31歳の若さで世を去りました。女性たちは“彼がこちらを見つめる”との理由で念入りにお化粧をし、こぞって映画館に通ったそうです。世界初のトーキー(音声付き映画)が公開されたのはそれから2年後のことで、1930年代には映像がカラーになりました。

ロッテ・ライニガーの影絵アニメーション

デュッセルドルフ映画博物館では、100年以上におよぶ映画の歴史のうち、おもに映像技術の歴史に関する展示が多いのも特徴のひとつで、「アニメーションの母」と謳われるベルリン出身の影絵アニメーション作家ロッテ・ライニガー(Lotte Reiniger)にまつわる展示が充実しています。アラビアンナイトを題材にした1926年の作品「アクメッド王子の冒険」は世界初の長編アニメーションとして有名です。
デュッセルドルフ映画博物館の印刷物コレクションには、50万枚の写真と25,000枚のポスターのほか、32,000タイトルの書籍などがあります。2階展示室では、アニメーション黎明期の技法ロトスコープ(rotoscope)や、薄い陶器を光で照らして楽しむリトファニー(Lithophanie)、影絵やアニメのショートフィルムを見られるほか、1880年代のカメラや影遊びが楽しめるスクリーンもあるインタラクティブな空間です。

いかがでしたか

デュッセルドルフの観光名所が軒を連ねる旧市街アルト シュタットのおすすめスポット「デュッセルドルフ映画博物館」をご紹介しました。かつて多くの人々を魅了した銀幕のスタアと、古き良き時代の名画に出会えるステキな空間です。

基本情報

所在地:Schulstraße 4, 40213 Düsseldor
TEL:49 211 8992232
営業時間:11:00~18:00
料金:5ユーロ
定休日:月曜
アクセス:Alter Hafenバス停下車

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