“オーベルジーヌ”出身の店主が作る玉ねぎの甘みとフォン・ド・ヴォーのコクが魅力
麹町・半蔵門にある欧風カレー屋さん。店名の「ソレイユ」はフランス語で太陽を意味し、お店のロゴにもなっている。ロケ弁・ケータリングで人気の“オーベルジーヌ 四ツ谷店”で7年修行した店主が2013年に独立して創業。ボンディ系ならではの玉ねぎの甘みとフォン・ド・ヴォーのコクによる上品な味わいが魅力。お店のおすすめは1日5食限定の牛タンカレーで10時間じっくりと煮込んだ肉厚なタンを贅沢に1人前100g使用。とろとろに柔らかくなった舌元はもちろん、弾力のある舌先、2つの食感を楽しめる。 ◆場所 麹町駅から徒歩3分 ◆営業時間 【ランチ】 11:30 ~ 15:00(L.O. 14:30) 【ディナー】17:30〜21:00(L.O. 20:30) ◆定休日 第1,3土曜日・日曜日・祝日 ◆混雑状況 平日の夜に足を運びました。 すぐに入れました。 ◆本日は【牛タンカレー 温野菜添え】(¥2800)+【チーズトッピング】(¥240)を注文。 オーベルジーヌもボンディの系譜のため、ビーフカレーやチキンカレー、シーフードミックスカレーなどメニューはボンディと似ている。しかし1日5食限定の牛タンカレー 温野菜添えがお店のおすすめということで今回はこちらをチョイス。 注文してから5分ほどでカレーが到着。 テーブルにカレーが置かれる時に野菜の甘い匂いがふわりと漂い、食欲を刺激した。 ルーは食べ始めこそボンディやプチフアラカンパーニュで感じたことのある野菜の甘さだと思うが、後味にデミグラスソースのような洋食のコクを感じるところにオリジナリティがある。ピーナッツの香ばしい匂いやチーズが加わることによる、まろやかさも相性が良い。 ボンディの系譜のお店はルーが主役と想いがちだが牛タンカレーは違う。他のカレーの倍、お値段が張るのもあって肉質が凄まじい舌先と、カレーのお皿の4分の1を占める大きな舌元、2つのタンを味わえる。舌元はどこまでも柔らかく、野菜の甘みいっぱいのルウとのコラボレーションが豪華だ。舌先はステーキを食べているような弾力と口いっぱいに肉が広がる幸福感を与えてくれる。温野菜はブロッコリーにじゃがいも、にんじん。どれも非常に柔らかくなっているのでカレーと合わせても美味しいし、そのままいただいても間違いなし。 甘口で注文してもほんのり舌に滲む程度の辛さと十分なスパイスを感じられるので、辛いのが苦手な人でも100%楽しめるカレーだと思う。 またカレーと一緒に運ばれる小さなラッキョ、福神漬け、細々とした緑の漬物はどれも油断すると沢山食べてしまいそう。マダムの太陽のような愛想の良い接客も好印象で気持ちよく退店できた。