高山市の鬼門を封じている相応院って知ってる?

相応院は、岐阜県高山市にある高野山真言宗真言宗に寺院です。相応院の前身は、秋の高山祭りで有名な八幡宮別当長久寺です。明治時代に実施された廃仏毀釈により長久寺は、廃寺となり、八幡宮だけが残りました。相応院は、平安時代中期に、高野山金剛峯寺の座主であった済高僧正が高野山に建立しました。1892年に高野山のあった相応院は、現在の高山市に移転しました。その前の1881年に当時の住職であった桜山識雄和尚が、廃寺になった長久寺の再興を図り、堂宇を建てたのですが、名乗ることはできませんでした。そのため、高野山で焼失したままのなっていた相応寺の名を名乗ることになりました。そんな相応寺の魅力を紹介します。

当サイト内のおでかけ情報に関して

情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。また、当サイトではアフィリエイトプログラムを利用しており、ご紹介するお出かけスポットや商品に、アフィリエイトリンクを設置している場合があります。RETRIPでは引き続き、行き先探しに役立つおでかけ情報を提供していきます。

このまとめ記事の目次

相応院とは?

現在の相応院は、飛騨三十三観音霊場2番札所であり、中部四十九薬師霊場40番札所であることで知られています。相応院には、高野山の相応院に高山城主、金森長近が奉納した雲上阿弥陀三尊像と元からある長久寺にあった本尊、不動明王三尊像がともに安置されています。

また相応院は、高山市の北東にある鬼門にあり、、不動明王と十一面千手千眼観音が安置され、高山市を守っています。

1902年には高山市街を一望する裏の弘法山に、弘法大師修行像、西国三十三観音、十三仏をお祀りした大悲閣が建立され、また飛騨で唯一、大聖歓喜天(聖天)浴油供養を修行しているお寺ができました。

相応院には、円空作の薬師如来も所蔵している高山市を代表する寺院です。

相応院の前身である桜山八幡宮とは

桜山八幡宮は、岐阜県高山市にある寺院で、秋の例祭は、春の日枝神社の例祭とともに高山祭として知られ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。桜山八幡宮は、八幡大神を主祭神とし、相殿に熱田大神・香椎大神を祀っています。

377年ごろ、飛騨国に2つの顔を持つ宿儺という賊が現れ、そんな賊を退治するため、難波根子武振熊命が派遣され、戦勝祈願のために先代の天皇である応神天皇を祀ったのが始まりとされています。

江戸時代になると高山領主となった金沢家は、桜山八幡宮を厚遇しました。その後、明治時代になると神仏分離令により、当時八幡山長久寺と言われていましたが、長久寺が廃寺になり、現在に至っています。

今や桜山八幡宮の例祭である高山祭は全国的に有名で、例祭の行われる時期には、たくさんの観光客で賑わいます。

相応院周辺の観光スポット① 吉島家住宅

吉島家住宅は、明治40年に名工西田伊三郎により建てられた住宅で、国の重要文化財に指定されています。吉島家住宅の所有者である吉島家は、1784年に初代重兵衛が高山に居住したのがはじまりで、主に代々酒造業を営んだ家で、江戸時代後期には、生糸の繭の販売等で栄えました。

そんな吉島家が居住していた吉島家住宅は、昔ながらの酒造りの面影を残す華麗な商家です。よく比較されるのが、日下部家住宅で、日下部家住宅は、男性的な造りであるのに対して、吉島家住宅は、隅々まで行き届いた繊細な作りであり、女性的な造りと言われています。

昭和52年には、吉島家住宅を訪れたアメリカの建築界の巨匠であるチャールズ・ムーア氏は、「自分が見たうちでは最高の日本建築である」と褒め称えました。

そんな吉島家住宅は、高山を代表する建築物であるが、日本を代表する建築物と言っても過言はないでしょう?

基本情報

【所在地】高山市大新町1-51
【電話番号】0577-32-0038
【利用料金】個人:大人500円、小中学生300円
【営業時間】3月から11月:午前9時から午後5時12月から2月:午前9時から午後4時30分
【休日】12月から2月の火曜日(祝日は営業)、12月29日から1月1日
【交通アクセス】JR高山駅より徒歩17分

相応院周辺の観光スポット② 三町伝統的建造物群保存地区

三町伝統建造物群保存地区は、高山市にある上三之町、上二之町、上一之町、片原町、神明町4丁目に跨る東西約150m、南北約420mの区域です。高山市中心部の宮川の東側に位置しており、江戸時代高山領主になった金森長近が整備した城下町である商家地区です。

1692年には高山は江戸の直轄地になり、高山の中心にあった高山城は、加賀藩主前田綱紀の預かりになりましたが、後に破却されました。その後、旧城下町は、町人の町になり、飛騨地方の商業の中心として栄えました。

三町伝統建造物群保存地区には、江戸時代後期から明治時代にかけての和風建築物が多くあります。三町伝統建造物群保存地区は、1979年に高山市三町伝統的建造物群保存地区の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。今では、高山市を代表する観光スポットのひとつです。

基本情報

【所在地】高山市上一之町、上二之町、上三之町、片原町、神明町4丁目の各一部
下二之町大新町伝統的建造物群保存地区 高山市下一之町、下二之町、下三之町、八幡町、大新町1丁目、大新町2丁目、大新町3丁目、大新町4丁目の各一部
【電話番号】0577-32-3333
【交通アクセス】JR高山駅より徒歩12分

飛騨高山 古い町並み

岐阜県高山市上一之町

3.16 32738
参考になったら押してみよう👆

RETRIPからレビュアーに
ポイントが贈られます🎁

ありがとうございます🥰

あなたもRETRIPにレビューを投稿して、パートナープログラムに参加しませんか?

相応院周辺の観光スポット③ 宮川中橋

宮川中橋は、高山市中心部を流れる宮川に架かっている橋です。 宮川中橋は、擬宝珠や欄干をそなえ、全体を朱色にまとった特徴であることから赤い中橋と言われています。城下町として栄えた時代に架けられていたとされ、度々水害により流失しています。

現在の姿は、1925年に架け直されたもので、1965年に現在の姿に改造されています。宮川中橋では、春のさくらの時期がとても美しく、さくらのピンクと赤の欄干とのコントラストがとても美しく、飛騨・美濃さくら33選に選ばれています。

また、宮川中橋は、夜になるとライトアップされ、昼間と違う姿を目にすることができ、幻想的な宮川中橋を見ることができます。高山代表する観光スポットであり、飛騨高山地方を代表する光景でもあります。

基本情報

【所在地】高山市本町
【電話番号】0577-32-3333 (高山市観光課)
【交通アクセス】JR高山本線「高山駅」より徒歩12分

相応院へのアクセス

イメージ画像

いかがだったでしょうか?相応院を紹介させていただきました。相応院は、古くから高山市を見つめてきて、時代に流され続けた寺院でもあります。そんな昔から高山市を見つめてきた相応院に訪れてみてはどうでしょうか?

基本情報

【所在地】高山市桜町149
【電話番号】0577-33-9620
【交通アクセス】JR高山駅より車で5分

関連するまとめ記事この記事に関連する人気まとめ記事

新着のまとめ記事編集部おすすめ!新着人気まとめ記事

このまとめ記事に関連するタグ

もっと見る

ライター紹介このまとめ記事を書いた人

このまとめ記事に関して報告する