人形のまち
埼玉県さいたま市に「岩槻人形博物館」がある。2020年にオープン。博物館の展示品数はそこまで多くないけど、人形だけでなく、人形作りで使われている道具や部品も見られる。🎎 博物館の主な所蔵品は、日本画家で人形玩具研究家の西澤・笛畝のコレクションのものだ。博物館エリア内にさいたま市産の野菜を使ったヘルシー料理のカフェもある。🎶 雛人形や五月人形、歌舞伎人形など様々な人形の製造と販売をしている岩槻は、「人形のまち」とも呼ばれている。💕⠀ 岩槻での人形作りは江戸時代、工匠たちがこの地に住み着いた頃から始まったと言われている。この地域は昔から桐の産地だったので、桐を使った下駄などの製品が作られていた(隣の春日部市は「クレヨンしんちゃん」の街で、そこは桐箪笥で有名と読んだことがある)。またちょうど人形の頭も桐粉から作られていたので、材料に困らなかったそう🌳⠀ ここには良質な水もあったようで、綺麗な色を出すための胡粉(人形頭に塗る)に適していた。完成した人形は丈夫で量産できる条件も揃い、また商売もしやすい場所だったので人形作りは発展していった🪭⠀