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太宰治が大好きだから。青森の『斜陽館』に行ってみたい

日本近代文学の文豪の一人、太宰治(だざいおさむ)。退廃的でありながら、軽快でユーモアのある作品は、現在も愛されています。彼の作品には、彼自身の歴史が大きく影響しているため、その生まれ故郷である青森は、太宰ファンには欠かせない場所です。今回は、彼の生家である"斜陽館"をご紹介します。

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このまとめ記事の目次

奥津軽と太宰治

太宰治の故郷である青森、特に奥津軽は太宰ファンに人気の旅先です。なぜなら、太宰治は、その作品の中で何度も故郷の記憶を登場させているからです。太宰の生い立ち自体も、特別なものがあり、観光名所としても貴重なものが多くあります。
太宰の長兄夫婦のために新築した屋敷、"旧津島家新座敷"。1945年から1946年にかけて、太宰は妻子を連れて、ここに疎開し、生活をしていました。太宰は、ここで23もの作品を書いたと言われています。
また、五所川原から中里まで、田園風景を走る津軽鉄道も、太宰のゆかりのスポットのひとつです。夏は風鈴、秋は鈴虫、冬は車内にストーブを置くなど、季節の移ろいを感じさせてくれる観光列車でもあります。

太宰治記念館 斜陽館

さて、今回ご紹介するのは、太宰治記念館「斜陽館」 。太宰治ファンには必ず訪れてほしい聖地と言っても過言ではありません。ここは、太宰の育った家であり、貴重な資料も残されています。

国の重要文化財建造物

この建物は、1907(明治40)年、太宰の父が建てた豪邸です。太宰の生まれる2年前に建てられ、太宰はこの屋敷で生まれ育ちました。また、明治時代に建てられた貴重な木造建築物として、国の重要文化財建造物の認定を受けています。
建物の中は、細部にわたり和洋折衷(わようせっちゅう)の美しい装飾がされており、見ごたえがあります。青森県で洋風建築の名手であった堀江佐吉(ほりえ さきち)によって設計されています。

太宰治と斜陽館

館内には、太宰治の生い立ちや作品に関するものもおいてあります。ひとつは、部屋の周囲にある段差。これは、家族内でも身分差があった当時の様子を残しています。6男であった太宰治自身も、こうしたことから孤独を覚えていたのでしょう。
実際に『津軽』や『思ひ出』など、実際に舞台にした作品があります。主に疎開に戻ってきたときに、そうした自身の記憶が反映した作品が生まれました。作品とともに、巡ってみてはいかがでしょうか。
太宰治に関する展示も行われています。太宰治が残した初期の作品原稿は貴重なものです。また、太宰の愛用したマントや帽子、執筆の道具など、太宰の世界観にも触れることが出来るでしょう。ファンでなくとも、楽しめることができるスポットです。

詳細情報

旧津島家新座敷 太宰治疎開の家

青森県五所川原市金木町朝日山317-9

3.00 04

奥津軽が生んだ文豪

日本文学を代表する作家・太宰治。青森の中でもトップクラスの富豪であった家に生まれた太宰の暮らしは、良くも悪くも特別な環境だったと言えるでしょう。太宰治という作家をより深く知るため、太宰治記念館「斜陽館」を訪れてみてはいかがでしょうか。

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