『東北・再発見のたびへ』と題して、東北地方のおすすめスポットをご紹介していきます。今回ご紹介するのは、青森の奥津軽エリアを走る『津軽鉄道』。五所川原駅から終点の中里駅まで12駅を結ぶローカル鉄道です。奥津軽のおだやかな田舎の絶景を見に、津軽鉄道に乗っていませんか?
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、施設によって営業時間の変更や休業の可能性があります。おでかけの際には公式HPでご確認ください。また、外出自粛要請の出ているエリアにおいて、不要不急のおでかけはお控えください。
RETRIPでは引き続き読んで楽しめるおでかけ情報を発信していきます。
津軽鉄道とは?
青森の津軽鉄道は、絶景の楽しめるローカル線。穏やかな田舎の風景を楽しむことが出来ます。有人駅は五所川原、金木、中里の三駅のみ。昔の雰囲気を残したローカル線は、列車自体が一つの遺産と言えるでしょう。
季節折々の美しい景色は、津軽鉄道の大きな魅力のひとつ。新緑、花木、紅葉、雪景色。そんな季節をいろいろと楽しむことが出来るポイントをご紹介していきます。きっと津軽鉄道に乗りたくなるはずです。
魅力① 春の桜
春を告げる桜
津軽鉄道の駅のひとつ、芦野公園は津軽半島を代表する桜の名所のひとつ。公園の中にあるという、珍しい駅でもあります。桜の木のトンネルを抜けていく電車の美しさは、中々見ることのできない絶景です。
桜まつり(4月29日~5月7日)
見ごろの時期は、4月下旬から5月上旬。毎年4月29日から5月7日まで開催される桜まつりは、県内外からたくさんの人々が訪れます。雪国だからこそ、桜が告げる春の訪れは殊更うれしく感じるものです。
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魅力② 奥津軽虫と火まつり
奥津軽の奇祭
2番目にご紹介するのは、奥津軽の奇祭と呼ばれる「虫と火まつり」です。これは、「天下泰平」「国家安泰」「五穀豊穣」「悪疫退散」を祈念する行われるお祭りで、例年6月の第三土曜日に行われます。
虫おくりと火まつり
まず、メインとなるのは「虫おくり」です。稲と病気や虫の害から守ることを目的としています。「虫」とは山車のようなもので、木で作った竜の頭に、わらを束ねて作った胴体を作ります。これを担いで練り歩きます。
もうひとつの目玉は、「火おくり」。練り歩いた山車は岩木川の河川敷に集まり、御神火によって燃やされ、昇天します。炎が燃えさかる姿は、中々の絶景です。伝統的な地域の祭りは、観光のポイントとしても重要ですね。
豊穣を祈る
虫おくりは、稲作を行う各地域でそれぞれの形で受け継がれている伝統行事です。この地域も稲作が盛んだからこそ、こうした行事が今も受け継がれています。また、稲作は津軽鉄道の田園風景を作り出すもの。美しい風景を守るためにも、豊穣をお祈りしましょう。
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魅力③ 秋の鈴虫
季節を告げる音
津軽電車は、季節を感じることができる電車です。夏は風鈴、秋はなんと鈴虫の声が車内に響きます。駅員さんが育てた鈴虫を籠に入れ、車内の棚に置きます。鈴虫の生育状況により時期は変動しますが、9月から10月中旬までがシーズンとなります。
実りの稲がもたらす田園風景
この季節、なんといっても黄金の稲が広がる田園風景は、日本人の郷愁を誘います。刈られるまでの期間限定の風景は、必ず写真におさめたい一枚です。鈴虫の声とともに、秋の訪れを感じましょう。
魅力④ 冬のストーブ列車
寒い冬はストーブ列車
津軽の寒い冬。津軽鉄道では、ストーブ列車が運行します。1930(昭和5)年に創業以来、物資の乏しかった戦中・戦後を除いて、このストーブ列車は津軽の冬を暖めてきました。昔ながらの昭和の景色が今も残っています。
乗車する際には
運転している時期は、12月から3月末まで。日中の電車のみの運行となります。また、普通の乗車券のほか、別途ストーブ列車券(400円)が必要となるので注意しましょう。「津軽フリーパス」を利用する場合もストーブ列車券を購入する必要があります。
するめを焼いて食べる
車内では青森県産のスルメが販売されており、その場で焼いて食べることが出来ます。ストーブに焼かれるスルメイカの匂いがたまりません。日本酒と一緒に楽しむなんていう津軽の冬の体験もおすすめですよ。