2018年の初詣はご利益で選ぼう!
せっかく初詣に行くなら全力で神さまにあやかって来年は「ご利益」で神社を選んでみるのはいかがでしょうか? 2018年、特に力を入れて頑張りたい・叶えたいことに併せて、是非おでかけしてみてくださいね。
①女子におすすめの「水澤観世音」(群馬県)
まずご紹介するのは、都心からの日帰り旅も楽しめる観光地、伊香保温泉の近くにある「水澤観世音(みずさわかんぜおん)」。こちらの観世音さまは女子ならではの願い、たとえば子宝や安産・子育てにご利益があると言われているスポットです。
本堂には、本尊十一面千手観世音菩薩(ほんぞんじゅういちめんせんじゅかんぜおんぼさつ)が安置されています。この菩薩さまは古来融通観世音として知られ、生命あるものすべての一切の願いを融通し、救いの手を差しのべてくださるとのこと。
また重要文化財にも指定されている六角堂には、回転する6体のお地蔵さんが安置されています。これは全国的にみても非常に珍しいものなんです。木々に取り囲まれた自然豊かな境内は、マイナスイオンがバシバシ飛んでくる雰囲気で、いろんなエネルギーがチャージされるのを実感できそう。
こちらのコロンとかわいらしいチャームは、水澤観世音オリジナルの木彫りの十二支の守り本尊。水澤観世音がある伊香保温泉エリアは都内からなら日帰りも可能ですが、歴史ある温泉街も風情があって素敵なのでぜひセットでお立ち寄りください。
②日本でここだけ!八難除祈願の「阿佐ヶ谷神明宮」(東京都)
続いてご紹介するのは、東京・阿佐ヶ谷駅から徒歩2分のところにある「阿佐ヶ谷神明宮」。日本で唯一、「八難除(はちなんよけ)祈願」ができるということで全国的に知られています。
写真は本殿三殿。中央に天照大神、向かって右に月讀尊、左に須佐之男尊が祀られています。その手前に立つのは伊勢神宮の式年遷宮により下賜(かし)されたという鳥居。
八難除とは、年齢から来る厄年の災い(厄除)、方位や地相・家相を犯したことに起因する災い(八方除)、火や水や人の災い、因縁から来る災いなど、現世に数多ある災難厄事すべてを取り除く御祈祷です。普通の厄除けではなんだか足りない…という時に覚えておくと心強い神社ですね。
手の込んだレースブレスレット型の「神むすび」は、それぞれ日本古来の植物の名前がつけられています。こんな素敵なブレスレットだったらいつも身に着けていたくなりますね。
東京都内に「日本唯一」なんて神社さんがあるとは知りませんでしたよね。初詣のためにわざわざ遠出するのはちょっと…なんてめんどくさがりな人にもぴったり。
③御鎮座955年を迎える都内屈指の古社「大宮八幡宮」(東京都)
都心からのアクセスが抜群な、「東京のへそ」の杉並区にある大宮八幡宮は、戌の日の安産祈願や子育て・縁結びにご利益があると有名です。
康平六年(1063年)に京都の石清水八幡宮からの御分霊により創建された歴史ある神社。第15代應神天皇(おうじんてんのう)と父・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)、母・神功皇后(じんぐうこうごう)が祀られています。
元旦の午前0時には、初太鼓の音が境内に新年の訪れを知らせ、同時に神門が開かれ初詣が始まります。初太鼓に続き、観世流能楽師の野村四朗氏(人間国宝)による新春を寿ぐ神能「翁」と、その年の一番祈祷となる新春厄除開運大祈願祭(要事前申し込み)が行われます。
その後、随時新春の御祈願(厄除、開運、家内安全、身体健勝、商売繁盛など)をしていただけます。
こちらは、新年2日の午前10時から行われる新春除魔神事で、小笠原流宗家による蟇目ノ儀・大的式が神事として奉納されます。このほか1月は歳旦祭、元始祭、古神矢・古神札等焼納祭(とんど焼き)、初天神祭などの祭典が行われます。初詣期間中は境内に多くの露店が並び、新年を祝う参拝者で賑わいます。
初詣の楽しみといえば露店でもありますよね。少し厳かな気分でしっかり初詣をしたら、ちゃっかり軽食など楽しみながらそぞろ歩きしちゃいましょう。
④松下村塾の精神にあやかり勉学祈願を!「松陰神社」(東京都)
東京都内にも意外とたくさんの神社があるものですね。こちらの「松陰神社」は東急世田谷線という2両編成のかわいい電車で行ける神社です。吉田松陰のお墓の隣に社を建てたのが始まりと言われています。
境内は、松陰の御墓所や、伊藤博文、品川弥二郎、山縣有朋ら、後の明治維新を成し遂げた若者たちが学んだ松下村塾の模築、松陰の縁故者から奉納された石燈籠、大熊氏広氏が手掛けた吉田松陰像など、見どころに溢れています。
牢獄にいても学ぶことを諦めなかった吉田松陰なだけに、勉学でのご利益がありそうですよね。合格祈願でぜひ訪れたい神社さんです。
また神社のまわりには、おでん種屋さんやこだわりの品揃えを誇る本屋さんなどがある商店街もあるので、散策も楽しめます。
⑤寺院内で5つのパワースポット巡りができる「本光寺」(千葉県)
さて続きましては、少しだけ東京を離れ、千葉県市川市にある「本光寺」。655年の歴史をもつ、身延山久遠寺を総本山とする日蓮宗寺院です。
こちらのお寺では、「本光寺開運ラリー」として、恋愛・金運・仕事・健康・子宝に幸運を呼ぶ、五行のパワースポット巡りが一度にできてしまいます。
⑥神秘の力をもたらす御来光の道がある「笠森観音」(千葉県)
うって変わって深い森にひっそりと抱かれるのは、千葉県長生郡に所在する「笠森観音」です。延暦3年(784年)に、天台宗の開祖、最澄上人によって開基されたとされる山寺。境内は花の香に溢れ、祈りと香りの寺として知られます。
⑦関東三大弁天「布施弁天東海寺」(千葉県)
続いて千葉県柏市からご紹介するのは、布施弁天東海寺(ふせべんてんとうかいじ)です。「布施の弁天さま」として親しまれていて、紅龍山布施弁天東海寺と称し、大同2年(西暦807年)に弘法大師空海御作といわれる弁財天像をご本尊(秘仏)として開山された祈願寺です。
救いの手を差し伸べてくださる観音様は、人々の家内安穏、夫婦和合、心身健全、病気平癒を希い、常に身近にいると考えられています。本堂や鐘楼は、千葉県の重要文化財に指定されている建造物で見逃せません。
境内には、全国でも珍しい多宝塔式の総欅造りもあり、必見です。基担は、みかげ石積み八角形、その上に12本の円柱で円形の本体を構成し、柱頭に十二支の彫刻を配して方位を表した造作が、とにかく見事。千葉県の指定有形文化財(建造物)にも指定されているんです。
⑧女性の守護神「冨士御室浅間神社」(山梨県)
山梨県よりご紹介するのは「冨士御室浅間神社(ふじおむろせんげんじんじゃ)」です。こちらは皇室および武田家をはじめとした有力な武将からの信仰や手厚い庇護を受けてきた歴史ある神社。
富士河口湖町の中で唯一の国指定重要文化財であり、富士山中最古の歴史を持つ本宮本殿は重厚感があって見ごたえたっぷり。
主祭神は「木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」。女性の守護神、安産の神、子育ての神として知られる神様です。さらに、武田信玄公が奉納したという「安産祈願文2通」ならびに「勝山記」(ともに山梨県指定文化財)も、こちらを訪れる際には見逃せません。
女性向けのご利益がメインなだけに、お守りなどもピンクや桜模様など愛らしいデザインが充実しています。北参道を通って直接河口湖に出ることができます。
湖畔歩道が整備されているので参拝と合わせて巡ると良いですよ。河口湖周辺は美術館なども多いので、初詣と一緒に観光やお買い物を楽しむコースがおすすめです。