六本木の〆を炊き肉鍋で!
【金蔦 @六本木】 博多に本店があるこちらのお店でいただけるのが、博多炊き肉鍋という鍋料理。 もつ鍋、水炊きに続く第三の鍋として考案されたんだとか。 初めて食べるのでどんな料理か期待に胸が高鳴ります。 お店自体は六本木駅7番出口すぐの場所にあるのですが、地下にあることもあり少し隠れ家チックなお店です。 店内はシンプルモダンで瀟洒な雰囲気。 デートにも良さそうな感じですね。 ◇九州黒毛和牛三角×鹿児島黒豚「黒宝豚」コース◇ 今回は、牛と豚の両方がいただけるこちらのコースでお願いしました。 ◆生彩八寸 ・寺島ナスと万願寺とうがらしの揚げ浸し ・ごま豆腐 ・ブロッコリーの鰹出汁 ・シラスとミョウガの大葉和え ・桜海老のポテトサラダ ・おこげと和牛トマト味噌 ・昆布と椎茸の煮物 ・無花果の甘露煮 バラエティ豊かな八寸の登場です。 これだけでお酒ぐいぐいいっちゃいそうになりますね。 シラスとミョウガがさっぱりとしていて今の季節にぴったりな味わいです。 揚げ浸しもお出汁が利いていて素朴な美味しさ。 あと、おこげと和牛トマト味噌が面白いです。 おこげのパリパリとした食感に和牛の旨みが重なり、これ好きだなあ。 ◆向付 金糸瓜の素麺とのこと。 茹でると繊維が細かく解れて素麺のようになるということです。 ちょっと透明がかった麺で、少ししゃくしゃく感があり楽しい噛み応えです。 さっぱりといただけて美味しかったですね。 ◆炊き肉鍋 いよいよメインディッシュの登場です。 ハットを逆さまにしたような縁が広いお鍋で、その縁にネギが敷き詰められその上に肉が載せられています。 見た目も華やかですよね。 これを真ん中のテールスープに投入するのですが、『しゃぶしゃぶより長めに火を通してください』とのこと。 つけダレは塩ベースのテールスープとトマトベースのスープが用意されているのでお好みで。 あと、『梅味噌』というお店独自の調味料もあるので、これも使いつついろんな組み合わせで食べるとイイですね。 梅味噌は、赤い瓶のは赤唐辛子ベース、黒い瓶は青唐辛子と山椒がベースとのこと。 ということで、いざ実食。 まずは豚肉から。 テールスープのつけダレに少し浸して、いっぱいのネギと一緒に頬張ると、柔らかな豚肉の旨みとネギのシャキシャキ感と風味が絡み合い、これは美味い。 続いて牛を。 豚以上にめちゃ柔らかくて、味的にもテールスープとの相性バッチリで最高に美味しいです。 トマトベースのつけダレはさっぱり感が強めで、こちらもアリ。 個人的には、テールスープの方が肉の味がダイレクトに味わえて好きかな。 あと、梅味噌。 これも味変に良い仕事してくれます。 赤は、ほんのり梅風味で辛味もけっこう利いてます。 黒は山椒の風味が強めで、自分はこっちの方が好きなのですが、他のお客さんには赤の方が好評らしいです。 つけダレ変えたり梅味噌つけたりして、いろんな食べ方できて美味しくて面白かったですね。 あと、この鍋の隠れた主役はやはりネギじゃないかなと。 これのおかげで肉をもりもり食べられる感じでしたね。 ◆御食事(きねうち麺) 鍋に残ったスープを使ってきねうち麺を。 幅広の麺がツルッと喉越し良く、肉の旨みが詰まったスープとの相性も良く、すいすい食べちゃいました。 ◆甘味 この日はキャラメルアイスと桃のコンポート。 キャラメルの風味がとても濃厚だし、桃も美味しかったです。 ◆福岡の八女茶の紅茶 甘味と一緒に紅茶を。 コクがあり旨みが強い感じがしますね。 美味しい紅茶でした。 日本酒はじめお酒もいろいろ用意してあり目移りしちゃいましたが、今回はビールと余市のハイボールあたりで楽しませていただきました。 いや〜大満足の内容でした。 スタッフもほどよい距離感と雰囲気で親しみやすく、リラックスして料理を楽しむことができました。 六本木の夜をこちらで〆るのいいんじゃないでしょうか。