“台湾観光”と言えばまずは台北へ行ったり、最近では少し足を延ばして台中のフォトジェニックなスポットへ行く人も多いかも知れません。しかし、実は“台湾の古都”と言われている台南にはノスタルジックでオシャレな街並みや観光スポットがたくさんあるんです。今回はその中でも特にフォトジェニックな観光スポットをご紹介したいと思います。歴史ある街「台南」でレトロを満喫してみて下さいね。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。)
台南ってどんなところ?
「台南」は台湾南西部に位置する台湾で第4の都市。“台湾最古の都市”でもあり、台湾の歴史を語る上では外せない場所で、歴史的建造物も数多く残っています。市内には地下鉄も走っていないため、交通網が発達している台北と比べるとのんびりしていて、レトロな街並みも多く見ることができます。台湾グルメ発祥の地とも言われていて、近年は台湾国内だけでなく海外からの旅行客も多く訪れる人気観光地なんです。
- No. 4, Section 2, Beimen Road, East District, Tainan City, Taiwan, Province of China
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1.赤崁樓(チーカンロウ)
まずは台南を代表する観光名所「赤崁楼」。その歴史は古く、始まりは1652年に当時台湾を占領していたオランダ軍によって建てられたお城だったんです。その後、台湾の歴史の変遷とともに姿を変え、現在は様々な歴史の積み重ねを見ることができる貴重な場所として観光名所になりました。
門をくぐった正面は芝生が広がり、ベンチで休憩する人なども見られる地元の憩いの場のようになっています。また、「文晶閣(ウェンシングー)」と呼ばれる建物の中には試験の神様「魁星爺(クイシンイェ)」が祀られていることもあって台湾の学生には人気の場所なんです。
夜間にはライトアップもされ、コンサートが開催されていることも。入場料が50元かかってしまいますが、それでも昼間とは異なる幻想的な雰囲気の中での音楽は一見の価値ありです。21:30まで入場できるので、夕飯の後に散歩がてら立ち寄ってみるのもおすすめですよ。
詳細情報
- 700臺南市中西區民族路二段212號
- +886 6 220 5247
2.林百貨店
台湾なのにまるで日本のお店のような名前の林百貨店。それもそのはず、こちらは日本統治時代の1932年、日本人の経営者によって建てられた日本の百貨店だった場所なんです。戦後は工場や派出所などに姿を変え、1980年代以降は空きビルだったところに2014年から現在のようなスタイルでリニューアルオープンされました。
建物外観だけでなく、内観も当時の姿を生かした造りになっていてレトロ感満載。まるで昔の百貨店にタイムスリップしたような雰囲気の中でお買い物ができるんです。林百貨店オリジナルグッズをはじめとした台湾土産、現地のデザイナーによる雑貨、衣類などオシャレでかわいいものがたくさん置いてあるので、お土産探しや自分へのご褒美などには持ってこいです。
4階には台湾の人気カフェが手掛けるお店も併設されているので、観光や買い物の休憩に立ち寄ってみて下さいね。レトロでおしゃれな空間を満喫しながらの一服。館内にはポストカードもたくさん売られているので休憩がてら大切な人に手紙を書いたりするのもおススメです!
詳細情報
- 台南市中西区忠義路2段63号
- +886 6 221 3000
3.藍晒圖文創園區 / Blueprint Culture & Creative Park
真っ青な建物が印象的なこちらは2015年末にオープンした台南の観光名所。元司法宿舎だった場所を大きくリノベーションしてオシャレでクリエイティブな空間に生まれ変わったことで話題に。古い時代の建物を活用するのがうまい台湾ならではの場所ですよね。
入口に立っている青い建物は実は別の場所にあった建物を移築してきたものなんです。家具や自転車などが置いてあったり、押入れがあったり、ちょっと不思議な空間ながら写真映えは抜群!レトロとクリエイティブの融合と言う印象で面白い写真が撮影したい人には絶対オススメな場所の一つです。
敷地はとても広く、ちょっとした村のようになっています。日本統治時代の建物がリノベーションされていて、お土産や雑貨店、イベント空間、劇場など様々な台南の最新クリエイティブを満喫することができる場所なんです。また建物の壁にもしっかりアートが施されていて、どこを撮っても写真映えするアートな空間。カメラ片手にのんびり散策してみて下さいね。