超有名作ジブリ「もののけ姫」のモデルである京都「志明院(しみょういん)」。山の頂上に存在するそのお寺には、妖怪も出ると噂が!さらに探れば探る程、たくさんの神秘的なものが隠されていた!川の源泉、清水寺の舞台、龍、などなど、神秘的なお寺「志明院(しみょういん)」の秘密を探る!
情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。RETRIPでは引き続き、行き先探しに役立つおでかけ情報を提供していきます。
もののけ姫とは?
宮崎駿作、超有名作「もののけ姫」。映画のキャッチコピーは「生きろ」。神々と人間との対立が描かれています。
映画のモデルで有名なのは屋久島?
そんな「もののけ姫」の舞台で有名なのって、屋久島ですよね?屋久島は鹿児島県にある世界遺産の島で、その独特な雰囲気はまさに映画「もののけ姫」の世界です!
まさに、映画の舞台である”シシガミの森”を思わせる風景です!
もう一つのモデル、「志明院」!
きっかけになったのは「屋久島」だけではなかった!
実はこの「志明院」、なんと宮崎駿監督が「もののけ姫」を作るきっかけになったのだとか!「屋久島」はものがたりの舞台ですが、こちらの「志明院」は、物語自体の原点なのですね!
きっかけとなったのは”この人”!
作家として有名な司馬遼太郎です!当時新聞記者だった司馬遼太郎は、この「志明院」に泊まり、奇妙な体験をしました。そしてその経験を宮崎駿監督に話したことにより、「もののけ姫」は誕生したのです!
奇妙な体験とは?
司馬遼太郎『石楠花妖話』
この作品の中で司馬遼太郎は、ここ志明院に泊りその夜の出来事をエッセイにしています。エッセイの中で妖怪が今でも住んでいる場所と聞き、志明院を訪れたと記していますし、自ら屋根の上でなにものかが四股を踏む音を聞き、誰も居ないのに障子が揺れるのを目撃したと記しています。
そもそも「志明院」とは?
「志明院」は、天長6年空海によって創建されました。京都有数の大きな川、鴨川の水源地に位置し、その源を観察することができます。またお寺の雰囲気はとても独特で、霊感がある人んは”感じる”ものがあるんだとか...。
どこが「もののけ姫」のモデルに?
そんな「志明院」は、どのようにして「もののけ姫」のモデルとなったのでしょうか!まずは、お寺の案内といきましょう!
ここで事務作業!
いざ、山に入ってみよう!
しかしここから先は撮影禁止。その先にあるのは?
「志明院」は、中で修行中の僧侶がいるので、この山門を越えた後の撮影を禁止しています。
雰囲気は屋久島のよう
「屋久島」の森ほど大きくも深くもないですが、不雰囲気やそこに漂う空気は、どこか似ているものがあります。
歩き方を決めて、登ってみよう!
しばらく歩いて行くと、途中には、龍の象や、美しい川が流れています。
そして到着、「鴨川」の源泉。
写真が載せられないのですが、さらに上に登っていくと、そこには京都有数の大きな川「鴨川(かもがわ)」の源泉があります!あんなに大きな川が、そんな一滴一滴から始まるのか...と、とても感動するスポットです!
「鴨川(かもがわ)」はこんなに大きくて綺麗!
歌舞伎十八番「鳴神」の舞台
またこの「志明院」、歌舞伎十八番「鳴神」の舞台となった岩屋がある場所でもあります。護摩洞窟は鳴神上人が竜神を閉じ込めた場所とされ、そのために生じた旱魃と竜神を解放して雨を降らせた物語は「鳴神」として演じられています。
いかがでしたか?
宮崎駿も認める神秘的なお寺「志明院」ぜひとも行ってみたいですよね!
ここで感じる不思議なパワーで、映画「もののけ姫」のテーマ、「生きろ」を実感するかもしれません!
「志明院」の詳細
【アクセス】
◆雲ヶ畑バス「雲ヶ畑岩屋橋」下車、徒歩20分
山をずっと登った交通不便な場所に位置するため、タクシーまたは車があると良い。
【参拝・開館時間】
8:00〜17:00
【見学所要時間】
約30分
【参拝料】
中学生以上:300円
小学4年〜中学生未満:200円
シャクナゲ開花期間のみ:400円
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