心温まる古民家宿・・こだわりを感じます
令和4年6月に母と2人で3泊お世話になりました(^^)
梅雨の天候が難しい時期でしたが、昼間に雨が降り止まないのは1日のみ。
夜間は3日とも雨でしたが、お宿は古民家の古き良さを残しつつ、綺麗に直してあり・・・夜の静けさの中、蛙の鳴声・雨音・虫の鳴き声で、都会では決して味わえない癒される時間を過ごさせていただきました。
まず宿に着いてから、荷物を置いて・・入り口横の食堂と書いてある居間でお茶をいただきました。
最初の夕飯時には、手間が掛かっているお惣菜とご飯が出てきました。
木の大きなお皿に品よく並べてあります。気どらない感じの優しそうな奥様がお料理の説明をして下さいます。
小さい男の子をよく面倒見ながらのお料理は大変かと思いますが、宿のご主人が丹精込めて作った野菜やお米を心を込めておかずにしているのが伝わってくるメニュー内容です。
全て食べ終わってチャイをいただきました。
後から気が付きましたが、Facebookでザッと見てはいたんですが、こちらのお宿は無農薬の野菜やお米、オーガニックの食材などを使っていらっしゃり、それが中心の朝食、夕食の提供だそうです。
お肉やお魚や乳製品や加工品は、3泊4日のうち一回も出ませんでした(o^^o)
意外にも新発見でしたが、母も私も全く嫌ではありませんでした。
むしろ心地いい。
今まで肉や魚の調理方法や種類で、好まない物が多く、外食の際にはメニューの中から選んで選んで・・結局はミートソーススパゲッティを選択、なんて事が多かった私には、大好きな美味しい無農薬な野菜が手の込んだ多様な料理になって目の前に出していただける・・野菜のみだと言っても、お腹いっぱいにならないなんて事はありません。むしろ、食べ切れないほどご飯もおひつで出してくれます。
ご飯も薪を焚いた釜で作ってくれたものです。
よく他の旅館などで見る光景、納豆が発泡スチロールの入れ物に入ったまんま目の前に出されるような事はこちらでは有り得ません。
器も素敵。
宿のご主人様も奥様もお若く、宿の中に沢山の本が置いてありますが、よくお勉強なさっているご様子。
小さい子が読むような絵本も沢山ありますので、お子様連れでも大丈夫です。
逆に言えばお子さんの泣き声とか
気になってしまうような方は、どうかな。
私達は全く気になりませんでしたよ。
お風呂は小さな男の子の宿のお子さんと旦那さんが焚いた五右衛門風呂に入らせていただきました。
実はこのお宿から少し歩いた所に、うちの親戚が住んでおります。
その親戚の家でも少し前まで薪で焚くお風呂でした。
とても体の芯から温まります。湯冷めはしない優しいお湯です。これは薪で焚くお風呂に入った人でないとわかりませんね。
湯船の横の仕切りが分かれていないスペースで服を脱ぎますけど、そんなところも古民家の味わいと思って体験するのが粋。
唯一、昼間も雨がやまない月曜日に、これはたまたま農作業がない(やりたくてもできない)日に、ご主人が車で茂木町を案内してくださいました。
いつもは終日、忙しくなさっているので・・期待してはダメですが( ´∀`)
そのお気持ちが暖かくて嬉しかったです。
他の大きな旅館やホテルにの泊まったら、こんなサービスはありませんよね(#^.^#)
他愛もない雑談ができるのも古民家宿のありがたい楽しいところです。
今はコロナ禍で1日1組のみの宿泊に限っているそう。
朝の手作りパンは酵母から丁寧に奥様が作られています。
美味しいジャムも手作り。
驚いたのは、そのシンプルな素材を活かしたパンにオリーブオイル(もちろんオーガニック)を垂らし、自然塩をパラパラと・・
これが美味い。
オーガニックの練りゴマも美味いけど、とにかく塩をパラパラがお気に入り。
母は人参と柑橘のジャムがお気に入りで、独り占めしそうになるので、私がガン見でストップかけたほど(笑)
帰宅してからジャムを作りました。
また来年あたりに母が元気ならリピしたいです。
いや・・リピって言葉が似合わない。
ただいまって言って訪ねたくなるお宿。