仕掛が盛りだくさん
不思議な宮殿と庭園
宮殿へはシントラの中心部から坂を15分程上ります。何人もの所有者の手を渡ってきたレガレイラ宮殿は、木々が生い茂る庭園の中に、ゴシック、ルネサンス、マヌエルなど様々な時代の建築様式が混在していて、なんとも不思議な雰囲気が漂っています。深さが60メートルもある井戸へと続くらせん階段や、秘密の洞窟や通路など、どこへ着くのか不安になってくる仕掛けが盛りだくさんです。
レガレイラ宮殿はポルトガルのシントラにある宮殿で1100年代に建設された王族の別邸をイタリアの建築家ルイージ・マニーニが1900年~1912年にかけて改築したものです。異様ともいえる不思議な建物と庭園をぐるぐる見て回りました。坂道を上ったところに大きな井戸があり降りていけるのですが、そこに続く真っ暗な洞窟を抜ける経験はなかなか貴重な体験でした。