テルアビブでは、もっとも評判が良いと聞いて泊まってみた。コスパは普通。

近代ビルが立ち並ぶイスラエルの首都のテルアビブとは正反対の雰囲気のエルサレムは、宗教都市だけあって古代の雰囲気をかんじさせてくれる唯一無二の都市だと思います。学生時代に行ったときは連日テロが起きていましたが、１３年ぶりに２０１７年に行ったときは治安が大幅に改善していて、テロの話も聞かなくなり、夜の女性の一人歩きも散見しました。治安がいいと安心して観光ができますね。

嘆きの壁は、ヘロデ大王時代のエルサレム神殿の外壁のうち、現存する部分です。男性側と女性側に別れて壁にお祈りしました。頭には白いイスラム教徒の帽子をかぶって、祈りを込めて、壁にキスをしました。

歴史的な背景を勉強しないでこの壁を見ると恐らくただの大きな壁にしか見えないですが、ユダヤの歴史を勉強して背景を理解してからこの壁を見ると、ただの壁という概念を大きく超えた壮大なものに見えてきます。有名観光地だけあってあちこちに世界中の観光客がいる一方で神聖に祈っているユダヤ教の人を見てるとどこか迷惑をかけているような気もして、複雑な気分になったことが印象に残っています。

エルサレムに君臨する神々しい建築物であると同時に、ユダヤ人国家であるイスラエルの最大の観光名所になっていることにこの国の置かれた宗教にまみれた歴史の激しさを感じました。イスラムは金曜日は休みですので、金曜日は岩のドームはいけませんので、そこは要注意だと思います。岩のドームは外観、内観ともにレリーフが繊細に描かれていて本当に素晴らしい傑作でした。

マサダ要塞は、ユダヤ戦争時にローマ帝国に滅ぼされた最期の砦です。マサダへはロープウェイで登る事ができます。帰りは徒歩で帰りました。

行った当時に「ダヴィンチコード」が全世界で流行っていたこともあり、出発の3か月前でも予約を取るのが困難な状況でした。１回の入場ごとに人数制限があって１５分程度だけ滞在できます。世界を代表する名画であるかつ、壁画であることからスケールが大きく圧倒されました。ダビンチコードを読んでからここを訪れたので、２度いい感覚を味わえたと思っています。