上杉伯爵邸は、明治29年、元米沢城二の丸跡に上杉家14代茂憲(もちのり)伯爵邸として建てられたものです。大正8年米沢大火で類焼し焼失しましたが、大正14年に銅板葦き、総ヒノキの入母屋づくりの建物と、東京浜離宮に依って造園された庭園が完成したそうです。設計者は中條精一郎、施工は名棟梁江部栄蔵によるもので、かつては鶴鳴館と呼ばれ、皇族の御宿所ともなった文化財的価値のある邸だそうです。今はここで庭園を眺めながら、米沢牛や米沢料理をいただくことができます。祭日の17時前に訪れましたが、営業されてませんでした。営業時間を確かめて訪れて下さい。