東洋のベニス、水の都と言われる中国蘇州。中でも「山塘街」は白居易が蘇州長官時代に蘇州城と虎丘をつなぐために作った水路の街です。運河に沿って古い蘇州の街並みを再現してあり、石畳の両脇にはお店が並んでいます。中国独特の橋がかかり異国情緒たっぷりです。上海から新幹線でわずか30分で行けるため観光客も多いですが趣きある街並みで、上海とは違う雰囲気が楽しめます。

盘门は、中国・蘇州にある世界遺産の1つです。蘇州駅からバスで行きました。蘇州城に作られた水陸城門8つのうち唯一残る門が盘门です。運河と城壁が組み合わされた門で、運河の水門と陸の城門が並んでいるという珍しい作りになっていますが、ちょっとわかりづらかったです。盘门を過ぎると宋時代の古墳である瑞光塔や庭園が整備されていて池など美しい景色が広がっています。

バスターミナルでチケットを買って高速バスに乗って行きました。中国人向けのツアーでしたが、中国人のガイドさんも、一緒に乗っていた中国人の観光客の方もすごく優しくしてくれて、バスの出発時間や場所を丁寧に教えてくれました。周荘は観光地で人も多かったですが、雰囲気があって歩いてるだけでも楽しめました。バスで出会った中国人夫婦と一緒にまわり、いい思い出になりました。

蘇州博物館は収蔵品が1.5万点もある広大な博物館です。入場券の事前予約が必要ですが公式ホームページから予約できます。新館の建物自体が美しく特徴的なのですが、設計は、中国系アメリカ人建築家イオミンペイによるものです。人工池を取り囲む回廊や建物、また白壁にくり抜き窓など、収蔵物意外の見どころも多く時間をたっぷり取っていくと良いです。

藩州駅から拙政園までは、車で約5分～10分でアクセスすることができる拙政園は、藩州最大の庭園で観光客にも人気があるスポットです。拙政園内は西園、中園、東園の3つのアリアに分かれています。中園には玲瓏館や遠香堂、香洲などがあり西園には十八曼荼羅花館、東園には秫香館、天泉亭があり見学することができます。入園料は90元だったと思います。

明の時代の官僚が退職して故郷に帰り築いた庭園で約500年の歴史を誇り、世界遺産にも指定された美しい庭園です。春は桜や木蓮、柳の新緑に彩られて素敵な景色です。入園料は確か日本円で1400〜1500円くらいだったと思います。ツアーで行ったので代金は込み込みでしたが、フリーで行かれる場合はホームページなどで入園方法を調べた方が良いでしょう。

蘇州駅から路線バスで行きました。中国四大古典園林とされる有名な古典園林で1997年世界遺産の文化遺産に登録されました。庭のあちこちに太湖石と呼ばれる奇石が置かれており、木々の緑が美しい池や、回廊、白壁にくり抜き窓など風情があります。やや混んでいたんですが、古代の衣装を着た女性が楽器を奏でていて古代中国の優雅な雰囲気を感じました。