岩船山山頂
関東の高野山
栃木県栃木市岩舟町の岩船山山頂に建てられた岩船山高勝寺。
JR岩舟駅近くの参拝者専用駐車場に車を止めて、道標石の立つ岩船山参道から、標高173メートル、600段の石段を登って参拝してきました。
先の見えない急な石段を登るのは、息が上がり一苦労でした。
15分ほどで、高勝寺境内手前の見晴らし台に着き、関東平野を見渡した雄大な眺めを楽しみながら休憩(トイレ有り・要ティッシュ)。
境内に入ると、県指定有形文化財である三重塔や山門、奥に本堂があります。
また山門の前には、苔むした石段を「賽の河原」に見立てた、西院の河原堂があって、死に対する畏怖の念を覚えました。
むかし岩舟石の採石が行われていた岩船山の山肌は、切り立った崖が多く見られ、神秘的な景観が目を引きます。
この岩船山は死者の魂や霊魂が集まる場所で、関東の高野山とよばれ、日本三大霊山の1つです。
岩船山山頂に建つ高勝寺の御本尊は、子供の守り神である地蔵尊で、子授け・子育て・安産祈願に多くの参拝者が訪れるそうです。
境内の県指定有形文化財の山門と三重塔や、鐘楼も大変立派なもので見ごたえがあります。
今回はJR岩舟駅近くの参拝者専用駐車場から、600段の石段を登りました(15分ほど)が、岩舟石の資料館から中腹の駐車場まで車で登って途中から石段を登る、または山の北側を回る山道で山頂の山門前の駐車場まで一気に車で登る、3通りの行き方があります。
見晴らし台からの眺めも関東平野を一望できて気持ちいいです。