やまゆりポークの肉出汁醤油ラーメン&焼小籠包
東急東横線の白楽駅を降りてすぐ、南側に向けて伸びているのが横浜三大商店街の一つに数えられる六角橋商店街です。
この六角橋商店街はたくさんお店が並び、そのにぎわいも大変なものです。
その六角橋商店街から一歩脇道に入った「六角橋ふれあい通り」という路地の中に、今回紹介したいお店があります。
そのお店は「焼き小籠包」と麺類が美味しいと評判のお店。
「焼き小籠包」のほうは「六角橋焼小籠包」さん、麺屋のほうは「麺屋ろくしょう」さんと屋号を分けられています。
ではさっそく入店! 店内はカウンター×3席、4人がけ×1、2人がけ×1といった構成です。
やはり、このお店は焼き小籠包が美味しいとの事なので焼き小籠包は外せませんね。
ただ、それだけだとお昼としては個人的に足りないかなぁと思っていたところ、麺とセットにできるとのこと。
「やまゆりポークの肉出汁醤油ラーメン」(790円)+「焼き小籠包セット」(350円)でお願いしました!!
それまでニコニコされていたマスター、急に表情を変えてお料理されるお姿は真剣そのもの。
焼き小籠包は注文を受けてから焼き上げて、焼き立て最高の状態で供されるために少々お時間がかかります。
てなわけで、到着した焼き小籠包3個!! あっつあつです。
まず穴を開けてスープを飲んでから、小籠包を食べてくださいねとのことで、さっそく上に穴を開けると・・・
あふれんばかりの肉汁がジュバァァァァーとお皿に広がりました!
おおーっと1人で歓声をあげて、飲もうとすると・・・飲みづらっ!! そうか、レンゲの上で汁をご開帳せねばならなかったのですね(ノ∀`)
でも、どうにかこうにかしっかりとスープを飲めました。お肉の出汁がグイグイ来る旨味のしっかりしたスープで、いくらでも飲めてしまいます。
皮を少し冷ましてかぶりつくと、上の方は厚めの皮でもっちりもちもち!!
下のほうはカリッカリでコンガリで、噛んだ時のサクサク感がしっかりしています。
中のアンも肉肉しくて、残ったスープをポタポタしながらかぶりつく嬉しさよ。
ただ、少し冷ましてもアッツアツなことには変わりないので、火傷には充分に注意を要します。
感動にむせびながら小籠包にかぶりついていたら、「やまゆりポークの肉出汁醤油ラーメン」も登場しました。
綺麗な琥珀色のスープに、しっかりとした色合いの麺。
具材の並べ方も綺麗で、文字通り「美しい」ラーメンです。
まずはスープから。
うーん、しっかりした旨みがジンワリジワジワやってきます。
正直、「このスープの出汁はナニナニで・・・」と「きき出汁」をするほど繊細な舌ではないのですが、動物系のトロリとした旨味の後から、醤油がキリッとスキッと聞いてきて、ついつい飲んでしまうスープですねぇ。
麺は細麺のストレートで、茹で加減はシッコシコで食感がすごくいいです。
このスープとの相性もよくて、これはよく研究されているなぁと感心しきり。
大きなチャーシューは柔らかくて、肉の旨みと脂の甘みの対比が秀逸なチャーシュー。
肉団子も柔らかくて、お肉の旨味と肉汁がジュワジュワ、軟骨のようなコリコリした食感も効いていて食べ応えは充分ですねぇ。
シナチクは甘みと塩気のバランス良くって、とても柔らかな食感の穂先のシナチク。
あとはウズラの卵がプリッと入っていて、良いアクセントになっています。
◆◇◆後記◆◇◆
このお店「六角橋焼小籠包」さんと「麺屋ろくしょう」さん、特筆すべきところは「出汁」と「食感」。
優しいのに濃厚で飽きのこない、いくらでも飲めてしまう「出汁」の深い味わいと、もっちり・カリカリ・シコシコ・プルプルと色々な食感を一食で楽しめる「食感」を重視したお料理なのです。
商店街から一本入った細い通りの、誰かに教えてもらわないとなかなか気がつかないようなお店ですが、まさに文字通り「隠れた名店」。
マスターさんもお料理をされる時こそ真剣そのものですが、お話しさせて頂くととっても気さくでニコニコとされていて、話しやすいお人柄なのがとても嬉しかったです。
白楽で、六角橋で、いろんなグルメなお店がある中で。
ここ「六角橋焼小籠包」さんと「麺屋ろくしょう」さんはオススメできるお店です!!
お試しを!