ル ジャルダン!シンのグルメ日記
日華化学前駅より徒歩3〜5分の場所にあるフレンチ料理店 ル ジャルダン。
ル・テタンジェ 国際シグネチャーキュイジーヌコンクールで優勝をした経歴を持つ、堀内シェフが手がけるグランメゾン。日本人で優勝したのは3人だけで、そのうちの一人はジュエル・ロブションのシェフというから驚きです。
ル ジャルダンという店名には、庭という意味があるそうで、清潔感のあるラグジュアリーな雰囲気ながら、所々木目調のインテリアがあしらわれているのも魅力の一つ。接客も非常に丁寧で素晴らしく、お料理に合わせるペアリングのワインもクオリティの高いものばかりです。
今回いただいたメニューはこちら。
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◾アペリティフ
まずは、ジャルダン(庭)をイメージしたオシャレなアペリティフ。玉ねぎ、りんご、桜海老を合わせた滑らかなムース。福井県の特産物、甘味の強いとみつ金時を使用したガトー仕立て。干し草とチーズのタルトと、見た目も味も一級品のフィンガーフードです。
◾スープ
トリュフの芳醇な香りと、栗の甘味を強く感じる温かいスープ。パンチェッタによって塩味がプラスされており、味のバランスが絶妙な一皿でした。
◾パン
福井県越前市の伝統工芸品、越前箪笥の工芸師が手がけたパン籠は、釘などを使用しておらず、高級感と地元の良さを同時に感じる美しい仕上がり。そんなパン籠からサーブいただくパンは、どれもお料理との相性抜群で、発酵バターによって濃厚な味も楽しめました。
◾アミューズ
越前ガニをふんだんに使用した、非常に贅沢なメニュー。蟹味噌クリーム、キャビアが層になっており、周りには甘みを極限まで引き出した芽キャベツが添えられています。
蟹の旨味、キャベツの甘味、キャビアの塩味が複雑に絡み合って、ワインも進む最高の一皿です。
◾スペシャリテ
日本三大珍味の汐うにをエキュームにして覆った、見た目のインパクトも大きいスペシャリテ。中には六条大麦と細かくカットしたイカが隠れていて、弾力のある食感とエキュームの香りが印象的なスペシャリテでした。
◾海鮮料理
パリパリに美しく火入れした甘鯛の鱗焼きに、シャトー剥きの要領で滑らかな食感を実現した蕪、レモンのソース、コラトゥーラ(イタリアの魚醤)が合わさった食べ応え抜群の海鮮料理。
甘鯛のほんのりレアな火入れ具合も絶妙で、ふんわりと柔らかい食感と海鮮特有の弾力を同時に楽しめます。鼻腔をスッと抜けていく紫蘇の香りも印象的ですね。
◾お口直し
マッシュルームを6時間以上煮出して作った、一見するとコーヒーのような見た目のスープ。マッシュルームの香りや旨味が余すことなく抽出されていて、口の中をリセットしてくれます。
◾メイン料理
メイン料理はフランス鴨の胸肉と、分厚いフォアグラ、たっぷりと削ったトリュフ。ニンニクを使ったコロッケに、敢えて食感を残したオレンジ風味の大根が副菜として添えられています。
非常に切れ味の良い越前刃物でいただくので、繊維を潰さずスッと鴨肉やフォアグラをカットできるのも魅力。とろけるフォアグラの濃厚な甘味と、鴨肉の力強い旨味が堪りません!
◾アヴァンデセール
カクテルグラスに盛り付けたアヴァンデセールは、マンダリンオレンジ、ルビー、蜜柑のグラニテ、クランブル、マスカルポーネを組み合わせたサッパリとした一品。お肉を食べた後の口全体を、スッキリさせてくれ、デザートへの期待が高まります。
◾デザート
見た目は生のレモンのようですが、実は表面をホワイトチョコレートでコーティングしており、中にはレモン果実、レモンソース、レモンクリーム、柚子の香りが詰まっていて、甘味と酸味のバランスが絶妙なスイーツ。
◾お茶菓子
梅の香りがするゼリー、柚子で香り漬けしたケーキ、ガナッシュチョコレート、3種の美しいお茶菓子と、コーヒーや紅茶などのドリンクでコース終了です。
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これ以上ないほど素晴らしいフレンチ料理をいただける、ラグジュアリーで記念日にもぴったりのお店なので、ぜひ訪問してみてください。
ごちそう様でした!
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