国産ワイン造りの礎
その昔、殖産興業政策の一環として、2名の若者がフランスに派遣されました。勝沼にもどってワイン造りを始めましたが、なかなか、上手くいかずに頓挫。しかし、2人の下で働いていた宮崎光太郎が事業を譲り受け、工夫を重ねて軌道に乗せていきました。最初は人気がなかったためワインにはちみつを混ぜた甘いものを売ってみたり、中央線の開通に合わせて団体旅行を呼び込み、観光農園の先駆けをやってみたり。持ち運びに便利な1合瓶のワインを作ってみたりと、数々の先進的な取り組みで、勝沼にワイン造りを根付かせていきました。そういった歴史がわかりやすく展示されていました。とても勉強になりました。