プレ・インカ時代のピラミッド遺跡の上に建てられたのがラルコ博物館で建物自体も美しく、白亜の壁には南アメリカ熱帯雨林原産のブーゲンビリアが彩りを添えお洒落なレストランも併設されている異空間です。3つのギャラリーがあり紀元前後から繁栄した高度な文化のひとつ「モチェ文化」の土器や、イタリアの資産家ラルコ一族がコレクションなど、数万点を所蔵した博物館です。

リマにある博物館で、リマ市民だった天野芳太郎さんが長年収集したものを展示してあります。土器や織物、キープと呼ばれる数を数えるために結び目をつけた紐などが展示してありました。博物館自体は小さいのですぐ見終わります。展示数や種類からすると国立博物館の方が圧倒的に多いので、そっちだけでも十分だったかなと思います。

天野芳太郎氏は大正～昭和のアンデス文明研究家。1920年代に南米パナマに渡り、戦時中は日本に強制送還されるも、再びペルーに渡り事業を興しました。その天野博物館アルマス広場から車で30分のところあります。チャンカイ文化時代の収蔵品は数万点、そのうちの300点ほどが常に展示されています。この博物館には日本人スタッフがいて日本語の説明を聞くことができ展示を楽しむことができます。