椿コース
種々様々な食材を、目の前で焼き上げていただく「鉄板焼」の世界。
横浜にも鉄板焼が美味しいお店は多く、都内の鉄板焼よりも比較的リーズナブルに頂けます。
今回紹介するのは、横浜駅前の鶴屋町にある「鉄板焼き 牛鳴」さん。
このお店は、厳選されたA5ランクの黒毛和牛や新鮮な伊勢海老、鮑などをふんだんに使った「おいしいもの全部盛り」がコンセプト。
店内はフルオープンキッチンのカウンター席と、ボックス席や個室もあるようです。
◆椿コース(13200円)
せっかくなので今回は黒毛和牛のステーキや、伊勢海老・鮑などをふんだんに楽しめる全7品「椿コース」でお願いいたしました。
▼炙り寿司
A5ランクの黒毛和牛、トウガラシという部位を使用されているそうです。
箸で持ち上げただけでわかる、その肉質の軟らかさといったらありません。
噛むごとにしっかりと感じる赤身肉の食感と力強い味わいは、さすがです。
▼季節の前菜
「大根のブレゼ」(洋風のおでん)で、染み染みの大根の上には、トロトロに煮込まれた牛肉とポルチーニのソース。
脇にはワサビ菜とトリュフオイルが仕上げに使われています。
▼季節のお造り
一晩かけて昆布で締め、低音調理した和牛は食感がむっちりで、赤身の旨味と脂身の甘さが際立っていますねぇ。
付け合わせには玉ねぎと紫蘇の花なのですが、シャキシャキとした食感とサッパリした味わい。
▼和牛バーガー
デニッシュサンドはコンガリと焼かれていて、良い香りがあたりに広がります。
濃厚なデミグラスソースで煮込まれたふっくらむちむちなハンバーグの上には、モッツァレラチーズを載せてあぶってあります。
▼伊勢エビ&鮑
まずは伊勢海老さんの身から頂きましたが、キラキラと輝いています。
噛んでみると、お口中に広がるむっちりした弾力と風味が素晴らしい!
殻にギッシリと詰まっているのは、エビミソをホワイトソースでグラタン仕立てにしたもの。
口の中でねっとりと転がすと、お口中に広がる海老味噌の香りと、奥深い味。
鮑さんはバター醤油仕立て。
身は肉厚で、鮑特有のギッシリした歯ごたえ。
噛むごとにお口の中でギュッ!という音が響いて、歯をはじき返す弾力もしっかり。
▼A5ランク黒毛和牛 シャトーブリアン&赤身ステーキ
シャトーブリアンは、お口に入れた瞬間にトロける軟らかさが抜きんでています。
噛まなくてもジュワジュワと溢れてくる甘い油は、胃袋をススッと通り抜けて、持たれる事もなくココロにまで沁みわたりますねぇ。
赤身は噛みしめてみると、実はとっても軟らかいんです。
ただ軟らかいだけではなく、しっかりと伝わって来る噛み応えの中からあふれる肉の旨味!
▼〆のご飯
目の前で炒められていく臨場感、白いご飯が綺麗なきつね色となりツヤを増していくそのさま、ガーリックの香りがホワホワと広がっていく過程にワクワクします。
さっそく口に運んでみると、ガッツーンと広がる濃厚なガーリックの香り。
半分ほど食べた後で、湯葉などを入れて出汁茶漬けにしました。
湯葉はテロテロつるんとして食感が良く、時折プチッとつぶれる実山椒は香り高いです。
美味しいガーリックライスを味変はもったいない・・・。
その心配は杞憂で、むしろ味変をしたのは大正解でした。
▼デザート
温かいほうじ茶と共に供されたのは、ふるっふるな杏仁豆腐。
つるんとした食感が実に涼しくて、お口の中にフワッと広がる杏仁の芳醇な香り。
◆◇◆後記◆◇◆
ほんとうに、初めましての一口からデザートに至るまでが感動の連続でした。
横浜駅からも近く、くつろいでお食事ができる雰囲気、そしてリーズナブルな価格設定。
遠い都内ではなく、通い慣れた地元でいただく絶品尽くしな鉄板焼き。
そんな特別な時間が過ごせるのが、ここ「鉄板焼き 牛鳴」さんなのでした。
お試しを!