板橋の予約困難店
夜ごはん
【食べログTOP5000】
■おまかせコース¥13,200(税込)
予約困難の寿司屋は、港区といった都心だけとは限らない。
板橋区にある『鮨 まつ本』がその代表例。
お店は、都営三田線新板橋駅から歩いて3分ほど。JR板橋駅からでも歩いて5分くらいの距離にある。
その人気の理由は、コストパフォーマンスのよさだろう。
銀座の鮨屋であれば¥30,000相当のクオリティのコースが、¥13200でいただけるのだから人気になるのも頷ける。
予約サイトOmakaseから取る予約枠は、毎月10分もかからず埋まるのが、人気の高さを証明している。
今回は、17:00の枠をゲットし、初訪問。
店内は、8席のカウンターのみで、おそらくご夫婦で営まれているよう。
人件費もおおいにこの安価なコースの要因に関わっていそう。
生ビールは、グラスで¥800。このへんの価格帯は意外と普通。
コースの構成が、独自性があって面白い。
つまみと握りが交互に出る、すし匠のようなスタイル。
しかも、25品程度の品数が繰り出されるのがすごい。
つまみ3品のあとに、炊きたてのシャリとともに一貫目として登場したのは「中トロ」。
仲卸『山幸』から仕入れた宮城県塩釜産の107.2キロ。
シャリは山形県産つや姫を使用し、大ぶりでやや固めに。お酢はリンゴ酢・赤酢・米酢のブレンドで穏やかな酸味。夏のマグロだが、しっかり酸味と鉄分を蓄えたマグロで美味い。
「車海老」と「ボタンエビ」の流れも面白い。
最後のウニの食べ比べや、「トロたく巻き」のトロの量も尋常じゃない笑。
締めのお椀と玉のあとに、「ほうじ茶プリン」の甘味。合わせた煎茶を飲みやすい温度に水割りしていたのが印象的。
ビールと冷茶をいただいて、お会計は¥15000ほど。
板橋の奇跡。板橋の予約困難鮨店は、サービス精神が旺盛すぎるのかもしれない。
※●マークが握り
1.枝豆
2.イワシの磯辺巻き
3.カマスの燻製
4.●中トロ
5.もろこし豆腐
6.●赤身
7.鮑肝ソース和え
8.鮑ソースにシャリを加えて
9.●シロイカ
10.イカゲソ
11.●アジ
12.煮ダコ
13.●白えび
14.焼き太刀魚 大根の漬物
15.●ヒラメ昆布締め
16.もずく酢
17.●車海老
18.水茄子
19.●ボタンエビ
20.毛蟹とブルーチーズの茶碗蒸し
21.●バフンウニとムラサキウニの食べ比べ
22.●トロたく巻き
23.●干瓢巻き
24.玉
25.お椀
26.ほうじ茶のプリン