ラクウショウの幻想的な森
新宿御苑新宿門から右方向に日本庭園を目指す途中にある森です。
新宿御苑内を代表する日本庭園、イギリス風景式庭園、フランス整形式庭園とは、少し趣の違うエリアになります。
西休憩所を通り抜けて、足を踏み入れると、そこは正に森。
庭園のような造形美とは全く違う、自然の森のように草木が繁っています。
この森の中で、私が特に気に入っているのが、ラクウショウとメタセコイアの高木に囲まれたエリアです。
ラクウショウとは、鳥の羽のような針葉樹の葉が落葉することから落羽松(ラクウショウ)と名付けられたようで、メタセコイアととても似ているのですが、ラクウショウの根元にはたくさんの気根(呼吸根)が出ています。
それだけでとても幻想的なのですが、4月下旬頃には、気根の周りを真っ白い花オオアマナがうめつくし、さらに幻想的な風景を見ることができます。
また、11月下旬には、ラクウショウが紅茶色に染まり、メタセコイアの紅葉とあわせて大変美しい。
母と子の森の奥まで、ぜひ入って行ってこの風景を見て欲しいと思います。
また、バードウォッチングも楽しめます。