スリランカで1番有名な世界遺産。岩の上には王室の宮殿跡などが。頂上からの景色は絶景です。登るまでの階段はきついですが、一緒に登った方の中に70代の方がいたくらいなのでわりと整備されていると思います。自然遺産の中ではかなり好きでした。

シーギリヤ・ロックに登る手前、岩の下にひっそりとある観光ポイントが、こちらのOctagon Pond。名前の通り、八角形をしていて王だけが使うことを許されていた沐浴の場だそうです。王だけといっても、宮廷に住まわせていたたくさんの美女たちと一緒に、ここで戯れていたとも言われています。もちろん今は面影なくただの池のように見えました。

ピドゥランガラロックの頂上の手前にある小さな洞窟寺院で涅槃仏像があります。1000年以上も前に、僧によって瞑想の場所として作られましたが、寺院に入れるようになったのはここ100年くらいのことです。観光客が入るにはあまり肌を出さない服装が必要で、靴は脱いで入ります。ピドゥランガラロックの頂上に登るためのLKR 500を払うことで、この寺院に入ることができます。

シギリヤ空港は、第二次世界大戦中にイギリス空軍によって設立された飛行場として1942年に最初に開港しました。有名観光地シギリアロックに行くには、コロンボ国際空港から距離的には150ｋｍですが、高速がないため４時間ほどかかります。ダンブッラ市の近くに位置するこのシギリヤ空港を利用すれば、と思いましたが、空港は空軍基地及び国内空港としてはチャーター機の利用が主で一般的ではないようです。

コロンボから電車でキャンディへ、キャンディから乗り合いバスでダンブッラへ。そしてダンブッラからはトゥクトゥクで向かいました。トゥクトゥクはダンブッラで交渉して一日ガイドもしてもらいました。 シーギリヤロックの入口でチケットを買い、まっすぐロックに向かって進み、いよいよ近くなってくるとその大きさに驚きます。 ロックの頂上までは３０分くらいでしょうか。途中にシーギリヤレディという壁画やミラーウォールなどを経て、頂上一歩手前のライオンテラスで一度水分休憩。 頂上からの景色は圧巻で、大汗かいて登ってきて甲斐がありました。登る前まではなんぜこんなジャングルの真ん中に宮殿を築いたんだろうと謎でしたが、ここからの周りのジャングルの景色を見渡したら半分くらい納得します。

スリランカのほぼ中央、シギリヤ地区にあり空港のあるネゴンボからは車で約4時間かかります。涼しいうちに上ろうと、前泊して早い時間にピックアップしてもらいました。階段は1200段ありますがバリエーションが多く、シギリヤレディやライオンテラス等見どころも点在していて難なく上れました。頂上からの絶景は言うまでもありません。遠かったけど行って良かった場所のひとつです。

遠くから見ると一つの大きな岩、山にしか見えないが、近くに行くと一つの都市構造を持っているという２度楽しめる素晴らしい場所だと思います。よくこんな断崖絶壁に都市を構想して、実際に作ったのは狂気のさたとしか思えないが、世界中でもこのようなユニークな場所はないと思います。頂上まで登るのは疲れるが、それに見合う素晴らしい密林の景色が広がっていてよかったです。