南蛮文化の資料を多数展示
神学校(=コレジョ)で学んだ資料館
日本初の活版印刷による天草本や、グーテンベルク印刷機(複製)など、16世紀以降の南蛮文化の資料が多数展示されています。グーテンベルク印刷機は、天正年間日本人として初めてヨーロッパを旅行した4人の少年使節団が持ち帰ったもので、その複製だそうです。入場料が200円と安い割には明るく広い展示室で天草の文化を知ることが出来ました。
1590年、イエズス会の命でヨーロッパに8年半も派遣されていた天正少年遣欧使節団(4人の少年)が帰国。スペインやポルトガル国王、ローマ法王にも謁見してきた少年たちはさらに見識を深め立派な宣教師になるためこの神学校(=コレジョ)で学んだという資料館です。世界史的には大航海時代だったころ、日本に南蛮文化がやってきた歴史を示す所蔵品が展示されていました。