目黒の住宅街にひっそりと佇む素敵な洋館
今はタイ🇹🇭大使館公邸になっているこの洋館について、
ネットで調べたところ、
1934年に実業家の10代目浜口吉右衛門によって
建てられたそうです。
浜口は芸術に深い造詣を持つ人物だったといい、
建物の至る所には浜口が収集した絵画や彫刻が飾られ、
浜口の弟はヒゲタ醬油(東京都中央区)の初代社長
だったそうです。
浜口のめい・嵯峨浩(さが・ひろ)と、
清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀(あいしんかくら・ふぎ)の弟・溥傑(ふけつ)の出会いの場だったらしい。
この洋館がタイ王国🇹🇭に売却された理由は、
浜口の建てた洋館は、第ニ次世界大戦中の1943年に
タイが浜口から100万円で購入したのだそうです。
タイ大使館によると、
当時、日本政府による金属類回収令により、
建物や美術品が失われる危機にあった。
浜口は友好国のタイに譲渡することで、
建物や美術品、調度品を接収から守ろうとした
可能性があるという。
「1バーツ1円の時代。安くはなかったでしょう」
とブンナーク大使は話す。
だそうです。
今もこの素敵な洋館が現存するのは、
当時のタイ🇹🇭の大使が購入してくれた為だったのですね。