『柴崎亭』譲りの麺線の美しさと、『吾衛門』譲りのストレート中細麺。
西八王子でトップクラスの人気を誇る『中華そば 吾衛門』店主のご子息がつつじヶ丘『柴崎亭』で修行を積んだのち、2020年に創業したのが“麺笑 巧真“だ。屋号の“麺笑”は店主自身も笑うことが一番好きで、お店に来てくれたお客さんはもちろん、少しでも多くの人を笑顔にしたいという想いから名付けられた。幅広い年齢層が親しみやすいあっさりとした醤油スープに綺麗に折り畳まれた美しい麺線が特徴。
◆場所
八王子駅から徒歩10分
◆営業時間
[平日]
【ランチ】 11:00 ~ 14:30
【ディナー】18:00〜22:00
[土曜・日曜・祝日]
11:00 ~ 16:00
日曜営業
◆定休日
無休
◆混雑状況
平日の夜に足を運びました。
すぐに入れました。
◆本日は【特製醤油らーめん】(¥1000)+【焼豚丼】(¥350)を注文。
お店は京王八王子駅からほど近い甲州街道沿いに所在。店頭はガラス張りになっていて賑わっている様子が外からでも確認できた。
まず自販機を見て特製らーめんが1000円というコスパの良さに驚いた。この価格ならと焼豚丼もつかさず注文。
特製醤油らーめんはじゅわっと熱がスープの中に閉じ込められていてアッツアツ。スープ自体は単純に醤油というよりかは揚げ出し豆腐のツユのような和風で優しい味わい。スープだけをみるとラーメンを食べているというよりも、料亭で高級料理を召し上がっている気分になる。
続いて麺はしなりのある中細麺で麺線が美しい。噛むとパスタのようなアルデンテのある歯切れでもっちりとした小麦の食感がたまらない...!実はこの麺、店主の父が経営する『中華そば 吾衛門』でも提供している相模原「赤池製麺」の中細ストレート麺なのだ。
スープは柴崎亭のエッセンスたっぷりだが、麺は中華そば 吾衛門の要素を取り入れていたり、まさに名店のサラブレッド。
トッピングはさくっと柔らかいメンマやぼろぼろと崩れる味玉などスタンダードなもの中心の構成。とぅるりとしたワンタンは肉の旨みがぎゅっと詰まっていた。
焼豚丼は塩胡椒が振られたチャーシューが乗せられ、ローストビーフ丼のようにいただける。ラーメンの感動には及ばないものの米粒をしっかりと感じられた。
値上がりの多いこのご時世で1000円という価格を維持しながらもこんなに美味しい醤油ラーメンを提供できるのは単純に凄いと思った。