『とんかついわい』に変わったが永久に変更されないので
大門に所在する六白黒豚(鹿児島黒豚)のとんかつ専門店。六白黒豚や石見ポークを提供する有名店『豚珍館』の浅草支店で店主をしていた方が経営不振で閉店後、「のもと家」として大門で再興。旧経営者から営業権を買取り後「とんかつ いわい」として2022年に独立した。六白黒豚は鹿児島県名産のさつまいもを飼料としているため肉質がよく、甘くてさっぱりとした脂が特徴。とんかつは塩をオススメするお店が多い中で、鹿児島醤油に、茎わさびを乗せて食べるのが“とんかつ いわい”流。会計は現金のみ。
◆場所
大門駅から徒歩3分
◆営業時間
【ランチ】 11:30 ~ 14:30(L.O. 13:45)
【ディナー】17:30〜21:00(L.O. 20:00)
※土曜はランチのみ
◆定休日
日曜・祝日、夏季休業、年末年始
◆混雑状況
休日の昼に足を運びました。
10分ほど並びました。
◆本日は【特選厚切りロースかつ定食】(¥3000)を注文。
今回は限定8食の特選厚切りロースかつ定食がまだ注文可能だったのでそちらを注文。低温調理のため注文してから提供するまでには時間がかかる。メニュー表にはないが、ロースかつ・ヒレ・海老フライを2切れずついただけるミニトリオ定食(¥2500)、夜限定のカツ丼(¥2600)、カツ煮定食(¥2600)もある。
特選厚切りロースかつは一切れが都内でも稀に見るレベルの大きさで縦に食べるのは難しく、必然と舌が最初にお肉に触れる食べ方になるのもポイント。ふんわり柔らかい当たりの衣に葉わさびと鹿児島醤油をつけていただく。九州の甘い醤油で食べると、まるで砂糖をミルクで溶かしたように脂が舌の上でさっぱりと流れる。逆に塩をつけて食べると、脂の弾力を感じられるから驚きだ。お肉は赤色が少し残るくらいの塩梅で驚くほど柔らかく、豚の活き活きとした鮮度を感じるのに臭みが一切ない。衝撃的な美味しさである。
このお店は「とんかつを定食として召し上がっていただくこと」にこだわりがあり、豚汁は具が沢山入っていて、ボロボロと溢れるような豚肉の食感、柚子の皮が沢山乗っていて酸味の効いたゆず大根、甘みのあるご飯、どれも満足度が高い。
260gと量が多いにも関わらず驚くほどすんなりと完食できた。