ワインビネガーを数的加えて仕上げたビターなテイストのデミグラスソース
武蔵関駅の商店街の端にある洋食屋。“包み隠さず調理を見てもらい、料理を待つワクワク感も味わってほしい”という想いから、カウンター5席のみで対面スタイルとなっている。このお店では味を入れ込むように煮込み、最後にワインビネガーを数的加えて仕上げたビターなテイストのデミグラスソースを使用したハンバーグや、オムライス、ビーフシチューが人気。
◆場所
武蔵関駅から徒歩5分
◆営業時間
【ランチ】 11:30 ~ 14:00(L.O.13:30)
【ディナー】18:00〜20:00(L.O.20:30)
日曜営業
◆定休日
月曜・火曜・臨時
◆混雑状況
平日の夜に足を運びました。
すぐに入れました。
席数が少ないため予約推奨。
予約しない場合は平日の夜がおすすめ。
◆本日は【ガーリックシュリンプ】(¥1050)+【グリエールチーズハンバーグ】(¥1350)+【オムライス】(¥1250)を注文。
武蔵関駅の商店街を5分ほど歩いたところにお店は所在。5席のみのカウンターのお店でレトロな雰囲気ながらも少し敷居が高そう。
食べ物はフライパンで炒めるものが主流のようで前菜のガーリックシュリンプもそうだった。
小海老に、インゲン、マッシュルームがグラタンサイズの器に入っている。味付けは控えめであくまで素材それぞれの味を楽しめるようになっており、海老はぷりぷりな弾力、マッシュルームは独特の味がよく引き立っていた。
前菜が素材を光らせる料理なのだからメイン料理ももちろんそうだろう。オムライスはご飯とケチャップが混ざり合って粘り気が美しい光沢を放つ。口にしてみるとケチャップライスはトマトの甘みを感じられるが奥行きのある味わいで間接的なアプローチ。ケチャップライスが包まったオムレツは外が卵焼きのようにしっかりとしているのに対し、中はとろっとろなのでトマトの酸味にしっかりとあう。鶏肉も結構しっかり。
このお店の自慢は、デミグラスソースのようでオムライスの上にも、もちろんかかっている。
なんて難しいんだろう。単体で食べると旨みなどはあまりなくほんのりワインの風味、後味にビターなテイストを感じる。オムライスと合わさるとケチャップライスのトマトの甘みを引き出してくれるような役割を果たすよう。このデミグラスソースは合わさることで完成する。
続いて一番人気のハンバーグ。ハンバーグにスイス産のグリエルチーズを足しただけという“グリエルチーズハンバーグ”の方を今回はチョイス。一口で分かる、説得力のある密度。ぎっしりとお肉が詰まっていて、デミグラスソースによって肉肉しさを十分に感じられる。そこに渾然一体となったチーズの存在感が強い...!添えられた付け合わは白菜が中心でとても甘くて優しい味だった。