宝筐院は、清涼寺の境内と通り一本隔てたロケーションですが、普段は非公開で門を閉ざしているため、気が付かずに過ごしてしまいそうなくらい、ひっそりしたお寺です。
ところが紅葉の時期に特別公開されると一転、門前は拝観客で賑わい、さほど広くない境内は紅葉狩りの人々でごった返します。
見所は、庭の中央に付けられた、わずかばかりの遊歩道です。地元の人の口コミで広まったそうですが、ネット上にはその場所を撮影した写真が無数に散見されます。
庭以外は特に見る建物もなく、庭に面した方丈のような建物の座敷に上がれますが、くつろげる感じではありません。あくまで庭だけを見る寺です。
紅葉シーズンには綺麗に色付いた景色を眺められるということもあって、観光客の方々が多く訪れている印象でした。
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