競秀峰は菊池寛の小説「恩讐の彼方に」で有名な大分県耶馬渓にある観光地・青の洞門の上にある山脈です。青の洞門を川の西側から見ると、岩肌がむき出しになった競秀峰の姿を見ることができます。江戸時代に下流に堰が作られたことにより川の水位が増し、その岩肌に置かれた鎖場で命を亡くす人を見かねた禅海和尚が洞門を彫ったというお話そのものが目の前にありました。洞門の北西側の登山口から競秀峰を歩き、鎖場があったという道は通りませんでしたが、岩が覆いかぶさるような場所に祠や仏像があり、真下には川が流れていました。青の洞門をなんとなく観光するよりその上の道を歩くことで、禅海和尚のご苦労がわかるような気がしました。

4.0

様々な奇岩が競うようにあることから、この名前がついたそうです。三国川の近くから眺める事ができます。とても美しい景観でした。