東京国立博物館平成館は上野公園のすぐとなりにある東京国立博物館の敷地内にあります。東京国立博物館では展示物によってそれぞれの館が別になっており、平成館は日本の考古学に関する展示と年に数回開かれる特別展の会場になっています。考古学に関する展示は常設展示であり、他の館と共通の入場券で見学することができます。旧石器~縄文時代の石器や土器、弥生時代の銅鐸、古墳時代の埴輪など、歴史の教科書で見たことのあるような有名な展示物が間近で楽しめます。博物館と言うと固いイメージが先行しがちですが、歴史を知らなくても古代のロマンを気軽に楽しめます。
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「令和5年 新指定 国宝・重要文化財」
会場: 東京国立博物館 平成館 企画展示室
会期: 2023.01.31〜02.19
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新たに国宝になった《北海道白滝遺跡群出土品》が展示されていると知り、兵馬俑展の前に東博にも伺いました。
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赤石山の山麓から出土した石器たちは赤いサシが入った美しい黒雲母で作られています。この地域で採られる黒雲母はを「十勝石」と呼びますが、赤いサシが入っているものは特別に「赤十勝」や「紅十勝」と呼ばれます。赤い部分と黒い部分は酸化しているか、酸化していないかの違いです。
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超大型の尖頭状石器や現存最大の大型石刃の大きさが約40cmもありとても驚きましたが、1番興味深かったのは、剥片・砕片を接合し石器製作の工程が分かる試料。パズルのように組み合わせてある状態で展示されていました。写真撮影NGだったので、凝視してきました。
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この日、修学旅行生が多くいたのですが、《鳥獣人物戯画甲巻断簡》と《鳥獣人物戯画丁巻断簡》が並べて展示してあるショーケースの前で必ず足を止めており、作品の知名度の高さを感じました。
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《喪乱帖 原跡王羲之》と《更級日記 藤原定家筆》、《万葉集巻第二、第四残巻(金沢本) 藤原定信筆》はパネルでの紹介でした。いつか観ることができる日を楽しみにしています。
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