秋田駅から徒歩7,8分くらいのところにあり、千秋公園のすぐ近くにあり、周辺は「エリアなかいち」という商業施設が整備されています。平野政吉は県内有数の資産家に生まれ、昭和初期から藤田嗣二の絵画に強く惹かれて収集を始めました。藤田本人とも交流があり、戦前は専用の美術館を建てようと「秋田の行事」の作成を依頼しました。この「秋田の行事」をはじめ、平野が収集した油絵、スケッチ、版画などが展示されています。中でも目玉の「秋田の行事」は館の中心にあり、夏の竿灯まつりをはじめ、1月の梵天祭りなど市内の有名な祭りと秋田の風俗が色彩豊かに描かれていて、藤田の代名詞である猫や裸婦の絵とは違うダイナミックな作品です。
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